仕事机の周辺を少し片付けようとしたら、大量のフロッピーディスクが出てきました。
下の写真はごく一部です。
未使用品もあれば、手書きのラベルが貼ってあるものもあります。
いずれにせよ、今さらフロッピーディスクを使うことは考えられないので、全部捨てました。
読み取り装置もないから・・・
と思ったら、読み取り装置である外付けフロッピーディスク・ドライブまで出てきました!
だったら、まだ使えるかな?
ゴミ箱からフロッピーディスクを拾ってこようかな?
いや、やめとこう!
これも捨てます!
40年以上前、私がはじめて見たフロッピーディスクは、8インチでペラペラのものでした。
アメリカから輸入したキットを大学の研究室の先輩が組み立てたPCで使いました。
昔のPC(当時、マイコンと呼んでいました)では、フロッピーディスクこそが記憶媒体でした。
大型コンピュータだとパンチカードや磁気テープでした。
その後、研究室で買ったワープロ専用機ではミニフロッピーという名の5インチフロッピーディスクを使用しました。
私の学位論文は、それで書きました。
一世を風靡したNECのPC−9800シリーズは、前の会社で何台も使いました。
(はじめは、漢字も表示できないモノクロ単密度のモニターでした。)
これでも5インチフロッピーディスクを使用しました。
5インチフロッピーディスクも紙の袋に入ったペラペラのものでした。
「両面倍密度」とか「両面倍密度倍トラック」などが登場し、さらに「両面高密度」なんてものもありました。
PCの内部メモリは、ごくわずかな容量しかありませんでした。
内蔵ハードディスクなどなかった時代です。
つぎに登場した3.5インチフロッピーディスクは、薄いプラスチックのケースに納められたものです。
使い勝手が向上しました。
しかし、ソフトウェアのデータ量が飛躍的に増えました。
ワープロソフトの更新版にはこのフロッピーディスクが20枚くらいも入っていたことを憶えています。
次から次へとフローピーを読み込ませてインストールするのは、大変な作業でした。
その後、CD−ROMが登場し、フロッピーディスクは駆逐されました。
今では、CDも受け付けないノートパソコンもあります。
時代の流れを感じます。