今朝、事務所駐車場の前の道路に1トントラックが1台停まっていました。
あれ? 協力業者さんのクルマかな?
業者名も何も付いてないし、なんとなく違う感じ。
誰も乗っていません。
荷台もカラ。
じゃあ、近所の内装工事屋さんとこのお客さんだろう。
と思ったら、ジャージ姿の男性がこちらに歩いてきます。
私は、目を合わせないように事務所に向かいましたが、彼は私をしげしげと見ながらすれ違いました。
それから、鍵を開けている私に声をかけてきました。
「古い石油給湯器、ありませんか? 1台1000円とか1500円で買い取ります。現金で支払いますよ。」
え!?
そりゃ、当社の残材置き場に行けば、撤去してきた古い石油給湯器が2−3台は置いてあるかもしれません。
でも、そこまで連れて行くと、その後、勝手にいろいろ持ち出されるかもしれないし。
彼は、笑顔をたたえながらも、しつこく食い下がります。
中国人かな?
少し関西なまりの入った、ちゃんとした日本語。
なんとかあきらめてもらいました。
最近、あちこちで、不用品を無料で引き取っていますよね。
空き地に大量の自転車だのテレビだのが集められています。
うさんくさいですね。
取引のある廃棄物回収業者さんの話によると、全国規模で分別回収し、コンテナに詰めて、外国に送っているのだとか。
違法か合法かスレスレのところみたいです。
廃棄物として集めるには廃棄物処理業の許可が必要です。
有償で引き取って転売するためには古物商免許が必要です。
でも、「有価物を無料」で集めることで、どちらも不要のようです。
今回の彼は、有償を申し出ています。
免許はあるのかな?
だいたい、使えなくなった石油給湯器なんて、価値があるのでしょうか?
携帯電話などのように、レアメタルでも使われているのかな?
無理矢理修理して使えるようにするのでしょうか?
単なるスクラップだとしたら、1000円の価値はないと思うのですが・・・