一昨日、滋賀県守山市の佐川美術館を訪れた後、草津市にある滋賀県立琵琶湖博物館に行きました。
このブログを調べると、14年前にも行ったことがあります。
琵琶湖に突き出す烏丸半島の大半がこの博物館の敷地です。
広い駐車場もあります。
現在は、新型コロナウイルス感染防止のため、入場には予約が必要です。
ただ、何日も前に予約する必要はなく、当日、駐車場入口で渡された紙に印刷してあるQRコードを読み取り、その場で予約すればOKです。
A展示室「400万年と私たち」では、琵琶湖の生い立ちと変遷を紹介します。
約400万年前、琵琶湖は現在の三重県伊賀盆地付近にありました。
その後、面積を広げながら、北西方向に移動していきました。
琵琶湖には60種もの固有種が住んでいます。
それらのDNAを調べると、古琵琶湖の時代から住んでいたことがわかりました。
琵琶湖の移動とともに、魚たちも移動したんですね。
B展示室「湖の2万年と私たち」では、人々と湖の関わりの歴史を紹介します。
発掘調査結果などをもとにしたもので、縄文時代の暮らしなどを伝えます。
琵琶湖特有の丸子船という木造船も展示されています。
C展示室「湖のいまと私たち」では、現在の自然や人々の生活を展示しています。
滋賀県は、「うみのこ」という立派な船を持っています。
これは、滋賀県の子どもたちを順番に乗せ、そこで教育するためのものです。
「びわ湖フローティングスクール」というそうです。
現在は2隻目で、初代は昭和58年(1983年)に建造されました。
誰が知事だったのかと調べたら、武村正義氏だったんですね、なるほど。
この博物館を建てたのも武村氏のアイデアだったようです。
琵琶湖博物館の中には、淡水魚水族館もあります。
淡水魚水族館といえば、われわれ岐阜県民には各務原市川島町の「アクア・トトぎふ」が思い浮かびます。
それに負けないくらいの充実した水族館です。
水槽のトンネルから入館します。
建物の外に出て、「樹冠トレイル」という高い場所に設置された遊歩道から琵琶湖を眺めることができます。
快晴で暖かく、最高の日和でした。
そこからは建物もたいへん立派に見えます。
湖岸にある公園に下りて行くこともできます。
最後に、閉店間際の館内レストランで美味しいケーキを食べて休憩しました。
午後1時から4時半ころまで滞在してしまいました。
本当に充実した博物館でした。
工夫された展示で、年齢層によらず楽しめるイチオシ博物館です。
ただ、現在は外国人観光客がほぼいないのでいいのですが、今後は英語など外国語表示を増やした方がいいと思いました。