5月11日、広島県呉市に遊びに行きました。
広島駅まで新幹線、そこからJR呉線です。
さすが広島カープの本拠地。
カープを応援するドハデな電車に乗りました。
呉駅から歩いて大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)に向かいました。
入り口付近、向かって左手「ネプチューン」像のあたりで、海上自衛隊員のような帽子をかぶったおじさんが、何やら呼び込みをしていました。
近寄ると、観光船の案内でした。
観光船は好きなので、乗ることにしました。
船上では、(たぶん)さっきのおじさんがマイクを握り、ずっと案内をしてくれました。
呉港は、明治時代から軍港です。
港内に浮かぶ自衛艦について、全部、説明してくれます。
昨年の大型連休では、日帰りで舞鶴に行ってきました。
そのときも観光船に乗り、やはり自衛艦をたくさん見ました。
同じパターンです。
輸送艦「くにさき」です。
船尾のハッチを開けると、ホバークラフトが出てくるそうです。
ヘリコプター搭載護衛艦「かが」です。
2年前に就役したばかり。
かつて、帝国海軍に航空母艦「加賀」がありました。
同じくらいの大きさでした。
同型の「いずも」と同様、これから戦闘機が発着する本物の空母になるのでしょうか?
1時間ほどのクルーズのあと、いよいよ「大和ミュージアム」へ。
私は、2回目です。
入るとすぐ、何人かのボランティアガイドさんたちがいました。
10分後にガイドツアーが始まるとかで、参加することにしました。
担当のガイドは熱心なおじさんで、所要時間は「1時間から1時間半くらい」と言っていたのが、しっかり1時間半ちょっとかかりました。
戦艦「大和」の精密な1/10模型です。
前回来た時は、「これは模型ではありません。船です」と説明を受けましたが、今回はあっさり「模型です」とのこと。
特殊潜航艇「海龍」です。
「回天」より少し大きくて、2人乗りです。
特攻兵器であることは間違いありません。
実際に戦闘に使われることはなかったそうです。
こんなものに頼ろうと考える時点で、負け戦でしょう。
もっと早く降伏すべきだったと思います。
琵琶湖から引き上げられたゼロ戦(零式戦闘機)が復元されたものです。
敗戦直前のタイプですから、もう材料なんてあり合わせ。
すでに制空権は奪われ、往年の名機も時代遅れになっていたようです。
「海底に眠る軍艦 −「大和」と「武蔵」−」と言う企画展が開催されていました。
呉市などによる海底調査結果を紹介したものです。
「大和」は、こんなふうにバラバラになって今も海底に沈んでいます。
TBSドラマ「この世界の片隅に」の写真展もやっていました。
懐かしい名シーンがたくさんありました。