3月3日、東京都美術館を出たあと、軽い昼食をとってから、次はどのミュージアムに入るか考えました。
国立西洋美術館では、「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」を開催中ですが、けっこう人気があるようで、開館前には行列ができていました。
で、やはり国立科学博物館にしました。
「明治150年記念 日本を変えた千の技術博」の最終日でした。
最終日ということもあってか、けっこう入場者で混み合いました。
賢そうな顔立ちの子どもと教育熱心そうな親の組み合わせも多かったようです。
美術展の場合、混んでいても前の人の肩越しに作品を見ることができます。
ところが、ガラスケースに入った本や小さな展示物は、前にいる人が邪魔で、見下ろすことができません。
そして、いつまでも見続け、動こうとしない人が多くて、閉口しました。
写真撮影可ということでした。
これは、産業用(溶接)ロボットの一号機。
隣りに最新のものも展示してありました。
国産初のブルドーザ。
当時の軍部が飛行場を作るのに使うため、1ヶ月で開発するよう、コマツに命じました。
そこで、コマツは、農業用トラクターにブレード(排土板)を取り付けました。
フィリピンで使われた後、米軍により海中に投棄されました。
数年後、引き上げられたのですが、なんとエンジンがかかりました。
そして、オーストラリアに引き取られ、何年も使用されたそうです。
たまたまコマツがそれを発見し、買い取ってきました。
左側は、国産初のテープレコーダー。
右側は、あの懐かしいソニー・ウォークマン!
一時は、日本を席巻したNECのPC−9800シリーズ。
私も、勤めていた会社で、さんざん使いました。
単精度モノクロのモニターは、日本語表示ができませんでした。
当初、市販のソフト(アプリ)などなくて、もっぱらBASICという言語でプログラミングしたものです。
そのうち倍精度のモニターで日本語が表示できるようになりました。
ワープロ・ソフトも発売されるようになりました。
絹を作るカイコの繭が改良され、緑色に光っています!
音声ガイドは、俳優の松重豊と女性アナウンサー。
質のいいNHKの科学番組を見ているようでした。