昨日、モレラ岐阜にあるTOHOシネマズで、映画「ラプラスの魔女」を観てきました。
先日、原作を文庫本で読んだばかりでした。
ネットのレビューでは評判が低いので、あまり期待していませんでした。
客の入りはまあまあ。
私が観る映画にしては、客の平均年齢は比較的若いようでした。
青江教授は櫻井翔。
羽原円華(うはら まどか)は広瀬すず。
甘粕謙人(あまかす けんと)は福士蒼汰。
甘粕才生(あまかす さいせい)は豊川悦司。
羽原全太朗(うはら ぜんたろう)はリリー・フランキー。
ほかに玉木宏、高嶋政伸、志田未来、檀れいらと豪華な配役です。
広瀬すずは、「チア☆ダン」や「三度目の殺人」での演技力に驚かされましたが、この映画でもいい演技、表情を見せています。
目がステキです!
時折見せる笑顔がかわいい!
この女優さん以外のキャスティングは考えられないような気にさせられました。
豊川悦司がまた、すごい!
NHK朝ドラではコミカルですが、この映画では見事な演技、存在感を示しています。
福士蒼汰やリリー・フランキーも役者ですね。
こんな役ができるんだ!
ネットのレビューは、櫻井翔に辛らつですが、まあこんなもんでしょう。
原作でもパッとしない主役なのですから。
でも、教授というよりは、准教授の方がしっくりきたと思います。
監督は、三池崇史。
Wikipediaでこの人の作品を調べましたが、どれも観たことはありません。
私とは無縁の映画監督のようです。
しかし、あの原作をよくまとめて映像化したと感心しました。
小道具として何度も出てくる紙飛行機は、原作では使われていなかったような気がします。
この監督か脚本家のアイデアなのでしょうね。
羽原円華の能力を際立たせるのに有効だったと思います。
月虹(げっこう)も原作では登場しなかったでしょう。
原作では、青江教授は「ラプラスの悪魔」を知りません。
しかし、映画では、教授が解説します。
私は、この方が自然だと思います。
青江教授の研究室やわびしい温泉旅館などは、小道具にたいへん力を入れて、いかにもっていう風に作っていました。
しかし、最後の方で出てくる廃墟は安っぽくて、リアルじゃなかったと思います。
ハリウッド映画だったら、もっと金をかけて作り込んでいたのではないでしょうか?
異常気象現象の描き方もハリウッドの災害パニック映画とは比べものになりません。
エンドロールの短いこと!
VFXは、下請会社名しか登場しなかったようです。
金のかかるところが貧弱なのは、やっぱり日本映画ですね。
私の評価は、☆☆☆☆
