昨日、大垣コロナ・シネマワールドで映画「不都合な真実2」を観てきました。
元アメリカ合衆国副大統領アル・ゴア氏の活動を中心にしたドキュメンタリー映画です。
2006年に公開された前作「不都合な真実」は、アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞などを受賞したほか、アル・ゴア氏のノーベル平和賞受賞にむすびつきました。
前作から10年経って、地球温暖化問題、気象危機は決して好転しておらず、むしろ悪化しているという危機感に立っています。
米国フロリダ州はじめ世界各地の異常気象のショッキングな映像が流されます。
ただ、2015年、パリ協定がCOP21で採択されました。
大きな前進です。
この裏には、強硬な反対者であったインド政府をアル・ゴア氏が説き伏せたことが大きな要因としてあったことが描かれています。
当時、肝心の米国政府は、オバマ政権だったのでよかったのですが、大統領選挙運動期間中でした。
トランプ候補は、この協定を強く攻撃しました。
そして、当選したトランプ氏は、案の定、2017年、協定を離脱すると宣言してしまいました。
私が20年以上前に読んだ本では、地球温暖化問題は、原子力発電推進派による陰謀だと決めつけていました。
しかし、この映画では、原子力発電ではなく、風力発電や太陽光発電といった再生可能エネルギーの普及を訴えています。
いつもより寒く、北日本や北陸で雪が多いと、どこが温暖化だという気もします。
しかし、ヨーロッパでは暖冬だそうで、地球規模で見なくてはいけません。
子どもの頃との記憶と比較して、たしかに温暖化は進んでいると感じます。
それが化石燃料を燃やしたことによるCO2のような温室効果ガスの増加が原因なのか、まだ懐疑的な科学者もいるようです。
しかし、中国やインドの大気汚染問題はまちがいなく石炭を燃やすせいでしょう。
意外にも涙を拭きながら、この映画を観ていました。
今回の作品の評価は差し控えましょう。
ひさびさに吉永小百合主演映画が公開され、過去の主演映画も上映されるようです。
たくさんポスターが貼ってありました。
すてきな女優さんではありますが、いつまで若作りメイクで主演を張るのでしょうか?
