2017年大晦日に浜松市にある龍潭寺(りょうたんじ)に行ってきました。
青春18きっぷを利用して、まず浜松駅に向かいました。
そこからバスに乗りました。
バスは1時間以上、乗車賃は680円かかりました。
バス停から、徒歩10分くらいでした。
家を出てから4時間!
後でわかったのですが、これは最速ルートではありません。
龍潭寺は、昨年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」で一躍有名になりました。
主人公である井伊直虎(幼名おとわ)が住職・南渓和尚のもとで修行したお寺です。
バスの車窓からの眺めで、直虎が育ち、守ろうとした「井伊谷(いいのや)」が盆地で一体感があることがよくわかりました。
龍潭寺は、臨済宗の古刹です。
井伊家の菩提寺で、歴代当主が祀られています。
ここの庭園がすばらしいんです。
小堀遠州が作ったとか。
本堂の縁側に沿った左右に長い庭園で、中央あたりは、こんな感じ。
しかし、本当は、向かって右端の方から見るようにできています。
そうすると、こう見えます。
手前の方に石が密集して置かれ、奥の方はまばらです。
遠近感が強調されているのです。
見ていて飽きないのですが、きっと新緑や紅葉の季節だともっと美しいことでしょう。
建物の反対側にも庭園があります。
私たちは、龍潭寺参道の横から入ってしまったのですが、参道の登り口に駐車場があり、そこにバス停がありました。
たぶん臨時の路線バスで、「大河ドラマ館」に向かいました。
「大河ドラマ館」は、もともとあった「浜松市みをつくし文化センター」を改修したものです。
2017年1月15日から2018年1月14日までの1年間、期間限定で公開されています。
出演者の衣装や小道具などが展示され、ストーリーが解説されています。
メイキング・ビデオの上映もあります。
すぐ近くに、「気賀関所」がありました。
東海道の脇街道である「姫街道」の関所跡です。
当時の様子がわかる展示がたくさんあります。
実は、ここは、第三セクター天竜浜名湖鉄道・天竜浜名湖線の気賀駅のすぐ近くです。
帰りは、この駅から終点の新所原(しんじょはら)駅に向かいました。
所要時間は40〜50分。
新所原駅でJR東海道線に乗り換えると、豊橋まで1駅です。
このルートが最短コースでした。
