昨日、三重県いなべ市に行ってきました。
テレビで紹介されたというイタリアン・レストランでランチを食べるためです。
私は食べ物に無頓着なので、まあ、お付き合いです。
わざわざそのためだけに行く気はしないので、いなべ市の観光名所をネットで調べました。
そして選んだのは、「鳴谷山 聖宝寺(めいこくさんしょうぼうじ)」。
大垣市上石津町を縦断し、南に抜ければ、いなべ市です。
梅やボタンを見に、いなべ市農業公園には何度か行ったことがあります。
カーナビが右折を指示しました。
しかし、道が狭い!
無視してしばらく走ると、有料駐車場がありました。
1台も駐まっていません。
そこには、「聖宝寺(裏)登山口入口→」という看板がありました。
なんだ、裏口か!
でも、そこに駐めました。
係員はいませんが、料金箱があったので、300円入れました。
ゆるやかな坂を少し行くと、神社がありました。
「鳴谷(なるたに)神社」です。
鳥居を2つくぐると、左右に、なんと「狛猿」が!
「狛犬」ではありません。
本殿に向かって左側には、たぶんオス。
向かって右側には、小猿を抱いたメスがいました。
神猿(まさる)ともいうそうです。
猿が神様の使いということは、日吉神社?山王神社?
と思ったら、この神社、明治以前は「日吉山王社」と呼ばれていたそうです。
やっぱり!
いずれにせよ、聖宝寺の守護神ということになっています。
境内には、伊勢神宮内宮なみの巨木が何本もありました。
苔で覆われたものも多く、由緒正しさを感じさせます。
ここから、約240段の石段を登ります。
ところどころに、「あと何段」の看板が出ていました。
やっと登り切ると、目を疑う光景が広がりました。
なんとマス専門の釣り堀です!
澄んだ水で満たされた大きな池の中には、鱒がたくさんいました。
みんな大人しくしていて、動きません。
池の周囲には、多くの釣り人がいました。
釣り道具を持ったこの人たちは、私たちと違い、表口から入ったに違いありません。
やっぱり駐車場が近くにあるんだ!
私は、魚釣りはやらないのですが、釣り人から魚は丸見えだし、魚から釣り人も丸見え。
釣れるのかな?
面白いのかな?
池の横の道を抜けると、聖宝寺がありました。
参拝する前に、隣りにある「鳴谷滝(なるたにだき)」を見に行きました。
涼しい!
聖宝寺に参拝しました。
このお寺は、檀家を持たない寺だそうです。
それは大変だろうと、賽銭をはずみました。
境内の回遊式庭園が見事です。
太鼓橋の上に私がいます。
山を下り、レストランに向かう途中に、三岐鉄道三岐線の終点「西藤原駅」がありました。
三岐鉄道が走っているのは、三重県内だけ。
もともと岐阜県まで延伸する計画があったんでしょうね。
この駅舎は、汽車を模していて、ユニークです。
出発を待つ列車の隣りに、古い小さな機関車が3両展示してありました。
昨年までは、「ウィステリア鉄道」と名付けられた庭園鉄道を運行していたそうで、超狭軌の線路が残っていました。
鉄道車両の向きを変えるターンテーブルまであります。
いなべ市は、三重県員弁郡北勢町・員弁町・大安町・藤原町の4町が合併してできた市です。
員弁をいなべと読んでいたわけですが、難しいので、ひらがなにされました。
市域はけっこう広くて、お目当てのレストラン「トラットリアtomato」はその南端近くにありました。
手作りパスタや自家焙煎コーヒーが美味しかったです。
帰路、上石津町にある昭和音楽村に寄りましたが、長くなるので割愛します。
