昨日、岐阜市内で、辛坊治郎氏の講演を聴きました。
読売テレビ制作の「たかじんのそこまで言って委員会」で、「副委員長」として、笑顔で上手く番組をコントロールして、存在感を発揮していました。
一度降板してから復帰したそうですが、私は最近この番組を見ていません。
もう「たかじんの」は付いていませんね。
現在、関西ローカルの早朝番組に月曜日から金曜日まで出演しているそうです。
毎朝(?)、2時半起きだとか。
すごいですね!
その合間に、こういう講演活動もこなし、大阪綜合研究所というシンクタンクの代表も務めています。
同い年なんですが、私には想像もできないパワーです。
やはり、この人、シャベリのプロです。
次から次と、話題も豊富ですし、面白おかしく語り、聴衆を飽きさせません。
けっこうむずかしい話題も、嫌み無く、分かりやすく取り上げてみせます。
そりゃ、政界が放っておかないでしょう。
2年前、「そこまで言って委員会」を降板して、全盲の人と二人で、ヨットで太平洋横断にチャレンジしました。
ところが、金華山沖1200kmで、マッコウクジラと思われる生物と衝突してしまいました。
そのとき、海は大荒れだったそうです。
しかし、彼らは、奇跡的に救命ボートに乗り移ることができました。
漂流していた彼らを救ったのは、海上自衛隊の救難機飛行艇US−2。
さすがに3メートルを超える波があっては、着水できません。
1機目は、断念。
2機目が、果敢に着水し、彼らを救助したそうです。
氏によると、こういう航空機は、日本でしか製造されず、日本にしか存在しないそうです。
現在は、武器輸出三原則が緩和されたので、インドへ輸出するそうです。
このほか、自動車の自動ブレーキ・自動運転の話題を興味深く聴きました。
15年前から、日本で開発していたそうです。
ところが、行政指導で止めさせられました。
いろいろな利権が絡んでくるからと、氏は推測しています。
その間に、欧米では、どんどん開発が進みました。
Googleが、公道での試験運転を始めましたね。
日本でも認められましたが、ステアリングから手を離してはいけないそうです。
(なんじゃ、それ!?)
規制が強すぎる一例です。
関西では、たいへん人気がある辛坊氏、これから全国区の右派論客のひとりになっていきそうです。
