お盆休み中、2日続けて映画を観ました。
まず、15日の午後、大垣コロナシネマワールドで「トランスフォーマー ロストエイジ」の3D字幕版。
これ、なんと予告編なども含んで3時間という長編。
トイレに行くのが便利なように、通路脇の席を取りました。
結局、中座せずに済みましたが。
少し長すぎると思います。
戦闘シーンなど編集すれば、いくらでも短くできると思います。
アメリカ国内だけでは飽き足らず、香港の街もメチャクチャにしてしまいます。
なんでも、この映画製作には中国資本も入っているらしいので、そのせいでしょうか?
映画そのものは、たしかにコッテリと労力を惜しまずに作り上げられています。
こんな映画は、日本では作れませんね、きっと。
エンドロールには、大変な数の「デジタル・アーチスト」の名前が並びました。
とにかく、すごい映像が、これでもかこれでもかと続きます。
トランスフォーマーというか、「オートボット」たちは、ロボットみたいに見えますが、宇宙人です。
自動車に変身しますが、体積が合わないと思います。
大きなトラックならともかく、スポーツカーが変身して、どうしてあんなに大きな体になるんでしょう?
それに、ガチャガチャと変身してほしいのに、いったん粒子状になってから違う形になるのはズルいような気がしました。
私の評価は、☆☆☆☆
16日の午前には、モレラのTOHOシネマズで「GODZILLA ゴジラ」の2D吹き替え版を観ました。
渡辺謙演じるセリザワ博士の台詞で「ゴジラは神」というのがありましたが、ゴジラのスペルに「GOD」を含むのは、意識的なんでしょうね。
以前のアメリカ映画のゴジラは、恐竜のような姿だったので非難されました。
今回のゴジラは、日本の原作ゴジラのイメージが尊重されています。
下半身がガッチリしていて直立しています。
頭部は、小さめですね。
背中の鋭いトゲトゲなど、素晴らしい造形だと思います。
原作ゴジラは着ぐるみだったので、脚がブカブカのズボンみたいでしたが、さすがにもっとすっきりしています。
ゴジラと戦う怪獣が、つがいのムートー。
ゴジラもムートーも古代生物という設定です。
オスは、メスより小さく、飛行できます。
脚が長くて、昆虫のような風貌です。
しかし、飛行中の胴体は、人間に似ています。
昔の着ぐるみ怪獣に敬意を示しているのでしょうか?
彼らは、放射線をエネルギー源とします。
ゴジラは体内に原子炉を持つので、もともとゴジラに寄生する生き物だったらしいです。
そのへんの設定は、難解なのですが、よく考えられていると思います。
メスのムートーが産卵しますが、巨大生物にしては、卵の数が多すぎると思いました。
天敵が多かったのでしょうか?
原作ゴジラには、反核思想が流れていました。
水爆実験で誕生したという設定ではなかったでしょうか?
しかし、アメリカ映画ですから、そんなわけありません。
もともといた巨大な古代生物たちを殺戮するための水爆実験だったことに変えられてしまいました。
最後に、核弾頭が爆発したと思いますが、いくらなんでも近すぎる!
どうしてフォード青年は生き延びたのでしょう?
日本映画だったら、決して爆発させなかったでしょうね。
とはいうものの、十分見応えのある映画でした。
文句なく☆☆☆☆☆を付けちゃいます。
