滋賀県甲賀市信楽町に「
MIHO MUSEUM(ミホ・ミュージアム)」があることを最近知りました。
某宗教団体が建てた私立博物館です。
熱海市にあるMOA美術館や、箱根町強羅にある箱根美術館のような感じです。
昨日、クルマで行ってきました。
正規の駐車場がいっぱいとのことで、ちょっと離れた臨時駐車場に駐めました。
「MIHO MUSEUM」と車体に書いてあるバスが、ちょうど出て行くところでした。
駐車場の端には、もう1台のバスが停まっていました。
無料のシャトルバスです。
われわれが乗り込んでから数分経ち、10数名が乗ったところで出発。
山道を登り始めました。
着いたのはレセプション棟。
中も外も、人でいっぱいです。
欧米人もたくさんいました。
あとでわかったのですが、外国人客の半数以上は台湾からだそうです。
ということは、外国人客がかなり多いわけです。
(日本人かチャイニーズかは、よく見ないとわかりません。)
そこで、入場券を買いました。
大人は1000円です。
特別展「古代ガラス−色彩の饗宴−」が開催中です。
そこから出て、坂を上ります。
広い道路の両側は、シダレザクラの並木です。
まだ7分咲きくらいでした。
ときどき、道路の中央を、大型の電動カートが客を乗せて走ります。
これも無料です。
その先にトンネルがあります。
間接照明でいい雰囲気を出しています。
トンネルを抜けると斜張橋があり、その先に本館が現れます。
ガラス張りの大きな建物です。
しかし、地表に出ているのは全体のたった2割。
8割は、地面の下にあるというから、驚きです。
設計したのは、ルーブル美術館のガラスのピラミッドで有名なI.M.ペイ。
桃源郷の伝説を踏まえた設計なのだそうです。
まず、特別展を見ました。
紀元前後、つまり2000年も前に、きわめて高度な技術で、ガラス工芸品が作られていたことに驚きました。
そのいくつかは、現代の一流のガラス工芸家が再現しています。
その過程をDVDで見ましたが、感嘆しました。
1個をつくるのに、何ヶ月もかかるのです。
電気炉とかガスバーナーなどがなかった時代に、よくもまあ製作したものです。
常設展示しているのは、世界各地の古代美術品・工芸品。
ガンダーラ仏だとか、エジプトのホルス神像とか、なんでここにあるの!?
ここは、大英博物館か!?
おそるべき収集力です!
(そして、おそるべき資金力です!)
閉館時刻近くに出ました。
臨時駐車場まで、坂道を下って行ってもいいだろうと、歩き始めたら、ガードマンに呼び止められました。
臨時駐車場に行くのだったら、バスを呼ぶから待てと優しい口調で言うのです。
まもなく来たバスに乗ったのは、われわれ2人だけ。
運転手さんも、感じのいい方でした。
そういえば、館内スタッフも、みんなにこやかで、感じがよかった。
みんな信者さんなのかな?
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