一昨日、「岐阜県中小企業経営フォーラム」が岐阜都ホテルで開催されました。
まずは、5つの分科会。
私は、第2分科会の責任者でした。
「経営指針」をテーマに、富山県の株式会社モリタの森田昌孝社長の経営報告を聞き、グループ討論を行いました。
本当は、この分科会が一番重要なのですが、省略します。
つぎに、記念講演。
講師は、NPO法人ベースボールスピリッツ理事長・奥村幸治氏。
演題は、「一流の習慣術〜イチローとマー君〜」。
奥村氏は、1993年、オリックス・ブルーウェーブにテスト入団。
翌年には、イチロー選手の専属打撃投手となり、「イチローの恋人」としてマスコミに紹介され、一躍話題の人となったそうです(私は、聞いたことありませんが)。
退団後、少年野球チーム「宝塚ボーイズ」を結成し、自ら監督に就きました。
田中将大選手は、教え子のひとりだそうです。
というようなプロフィールが、フォーラムのプログラムに載っていました。
でも、正直なところ、あまり期待はしていませんでした。
以前、金融機関の会で、元プロ野球選手の講演会が開かれましたが、ちっともおもしろくなかったからです。
私は、プロ野球に興味がないので、どの選手がどうしたとか、あの監督は実はこうなんだ、なんて言われても、なんのことやらわかりません。
(さすがにイチローや松井、ダルビッシュくらいは知っていますし、田中が斎藤と投げ合った高校野球の決勝戦のことは憶えています。WBCの試合だって、見ていました。)
経営者の勉強会で呼ぶのにふさわしい講師かどうか、懐疑的でした。
本当は、別の人が候補だったのですが、断られたということで、時間的な余裕もなく、この人選にあえて異議は唱えませんでしたが。
身長168cmで、プロ野球界に入った人です。
苦労人です。
真摯な性格そのままの語り口です。
だんだん、引き込まれていきました。
メモも取る気もなく講演を聞いたので、一番印象に残ったことだけ。
やるべきことを決めたら、欠かさず継続する。
言うのは簡単、やるのはむずかしい。
それをやり遂げるのが、イチローなんですね。
好不調の波は、誰にだって、イチローにだって来ます。
普通の選手は、不調になったとき、いつもより早くから練習を始めたり、居残り練習をしたりします。
イチローは絶対にしない。
じゃあ、好調になったら、練習の手を抜くのか?
もちろんイチローは変わらない。
自らベストと考えた日課を、好不調に関係なく、黙々とこなすんです。
打席に立ったときに、バットを片手で直立させて持って、投手を見つめるシーンは、野球ファンではない私でも、たびたび目にします。
あれだって、重要なルーティンであり、毎打席欠かさない。
さすがに、毎朝食、カレーライスを食べるのは止めたそうですが。
イチローは、「一流選手」じゃありません。
「超一流選手」なんですね、本当に。
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