昨日、大垣市民病院を退院しました。
3泊4日の入院生活でした。
病名は「鼠径(そけい)ヘルニア」。
いわゆる「脱腸」です。
色っぽい病名ではありませんね。
17日の午前中に入院し、午後から手術でした。
手術は1時間ほどで終わりました。
局部麻酔だし、無影灯というのでしょうか照明器具の縁に患部が反射して映っていたので、なんとなく進捗状況がわかりました。
若いお医者さんが、まったく緊張感を見せずに施術してくれました。
途中から、手伝いの医師や看護師と、おしゃべりしながら作業していました。
「もっとマジメにやれ!」と怒る患者もいるんじゃないかと思いましたが、そのくらいありふれた手術なんだと、こちらも心配しなくてすみました。
2−3回、「痛い!」と言いました。
「今、引っ張ってますからね。」
と、すぐ痛み止めが追加で打たれました。
手術の1時間半後には、歩いて病室からトイレに行きました。
点滴棒につかまってですが。
この点滴も、もしかのときの血管確保が目的。
(感染予防の抗生剤注入にも使われました。)
この病気は、幼児と老人に多いそうです。
私は、老人の方。(-_-;)
お医者さんから、「加齢現象」だと言われてしまいました。
人間の身体のなかの腸などは「筋膜」の上に載っています。
つまりこの筋膜が底板です。
もともとこの底板には穴が明いています。
そこを男性では睾丸へ行く血管や精管が通っています。
加齢で、この筋膜が弱ってきて、穴が大きくなってきます。
すると、腸がそこからはみ出します。
脚の付け根の上あたりがボコっとふくらむんです。
たいして痛くはありません。
場合によっては、睾丸の方にズルっと入り込みます。
(詳しくは「
ヘルニア倶楽部」というサイトなどをご覧ください。)
治療方法は、プラスチック(ポリプロピレン)のメッシュ(網状の布)で穴を塞ぐという、まったく物理的なもの。
このメッシュは、ずっと体内に残ります。
最近では、爆笑問題の太田光さんが手術を受けたのが有名になりました。
彼は若いので、幼児のころからのヘルニアでしょう。
アメリカなどでは、日帰り手術が一般的だそうです。
日本でも、専門医院では日帰り手術(といっても、前日泊あり)ができるそうです。
でも、休養のためには、3泊4日くらいが妥当だと思いました。
手術をためらっているかたは、さあ勇気を出して病院に行きましょう!

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