昨夜、岐阜県中小企業家同友会の西濃中支部例会が開かれました。
LPガスや灯油を販売している会員のSさんが自社の経営を報告しました。
タイトルは、「何も手を打たなかった結果、『前向きな事業縮小』へ」。
あれっ!?
こんな報告は異例です。
何もしなかったことの報告なんて・・・
何もしなかったのですから、話す内容もそんなになくて、予定時間を大幅に残して報告終了。
グループ討論の時間がいつもより長くて、かえってよかったのですが。
ガス屋さんは、固定客を抱えています。
営業努力をしなくても、普通にやっていれば、来年の収入も再来年の収入もほぼ予測がつきます。
たとえオール電化などに押されて、少しずつ減少していっても。
その点、当社のような会社は、なんの保証もありません。
何年も工事が続き、継続して定期的に収入があるなんてことはありえません。
毎回、新規に獲得する仕事です。
Sさんは、最終的に自分の家族が喰っていければ、それでいいと言います。
われわれは、それすら危うい。
Sさんのような開き直りが可能なのは、恵まれた環境だといえます。
伸ばしていく努力をしなければ、現状維持さえできないのが普通の会社。
Sさんに同調せず、うらやましがらず、正々堂々と経営努力をしていこうと決意しました。

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