水道管や蛇口に磁石を取り付け、「水がまろやかになる」などの効果をうたう「磁気活水器」が売られているが、残留塩素や有害物質の除去・低減について、実際に効果はないことが20日、国民生活センターの商品テストで明らかになった。(
YOMIURI ONLINE)
やっぱりね、という感じです。
10年以上前から、「貴社で活水器を取扱いませんか、」というお誘いは何度もありました。
なんで水道管に磁石を取り付ければ、残留塩素やトリハロメタンが除去できて、水道管がさびなくなって、水道水の味がまろやかになるのか、理屈がわかりませんでした。
水分子クラスターが小さくなるとかいう説明がありましたが、そんな実験結果はひとつもありません。
そんな怪しげなものは取り扱いたくありません。
ほかにも水に関しては、怪しげな商品がたくさんあり、これらを
一刀両断に切り捨てているサイトがあります。
少し専門的になりますが、読むと痛快です。
私に原理が理解でき、お勧めできるのは、浄水器と軟水器だけです。
浄水器は水道水中の塩素を除去するものです。
水道法という法律で、水道水には塩素イオンが一定濃度以上含まれていなければならないと規定されています。
その塩素イオンを、蛇口のところで除去したいというのはもっともです。
活性炭や高分子フィルターで除去するという理屈も理解できます。
ただし、大垣市水道水などは、最低濃度しか塩素イオンを入れていませんので、そんなに気にしなくてもいいと、個人的には思います。
もうひとつの軟水器は、積極的にお勧めしています。
水道水中の石灰分(カルシウム、マグネシウム)を除去するものです。
大垣市水道水の場合、赤坂水源地から汲み上げた地下水にはまわりの地質の関係上、どうしても石灰分が多くなります。
ですから、その水を水道水として供給されている赤坂・宇留生地区などでは、硬度が高い水になっています。
石灰分を除去するとなにがいいかは、
当社のサイトをお読みください。
岐阜県のすぐ西の滋賀県の水道水も硬度が高いんですが、岐阜県側よりはずっと軟水器が普及しているようです。
原理は、化学実験室ならどこにでもありそうなイオン交換樹脂の利用ですから、明快です。
それにしても、水道水の水質を気にされる人って多いんですね。

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