ベトナム・ホーチミン市では、観光もしました。
ひとつは、「統一会堂」。
南ベトナム政権時代の大統領官邸を博物館にしたものです。
もうひとつが、「戦争博物館」。
あのベトナム戦争の記念館です。
前庭の戦車や軍用機の展示を見ていたころは、こうやってはしゃいでいましたが、だんだんみんな無口になっていきました。
「アメリカは自然に対して宣戦布告した最初の国」だそうです。
ベトちゃん・ドクちゃんで有名になった枯れ葉剤の使用のことです。
アメリカ軍は、本当に残酷なことをやってしまったんですね。
ベトちゃん・ドクちゃんどころではない、もっとひどい胎児標本まで展示してありました。
また、政治犯や捕虜を収容した刑務所の再現模型なども、正視に耐えないものでした。
アメリカと戦争して勝ったベトナム人民は、本当に大したものです。
一方、アメリカは、ベトナム戦争の反省もなく、同じような過ちを繰り返しているのではないでしょうか?
と、すっかり反米主義者になってしまいました。
でも、現在のベトナム人は、過去は過去としてそれに縛られず、アメリカ人を受け入れていますし、亡命した旧南ベトナム政権の首脳の帰国も許しています。
このフトコロの深さも経済発展に結びついていくのでしょうね。