今回はかなり別パーツを多用しており、やや欲張りすぎてしまったようです。どこかしらでの我慢(諦め?)が重要ですね・・・・。
さてやっとこさ残りのパーツが届きましたので、作業に取りかかります。
まずはこちら。

TAVASAのエッチングパーツ、側面昇降ステップの取り付けです。

ポイントとしては真っ直ぐ一列に取り付けること。地味に歪んでしまいました。取り付け位置は偶数側(2-4位側)の乗務員扉の横。パーツが治具にもなっているのでそれをガイドに位置を決め、0.3mm穴を開けパーツを差し込みます。裏から接着剤を流し込んで完了。
次にドアコック蓋(三方コック蓋とも言うらしいです)。こんな設備も普段は気にも止めませんが、自動ドアがついている車両には必ず付いている設備。そういえば、かつて上野駅で列車の清掃員さんはここのコックをいじってドアを手動で開けていました。
そんな回想は置いておいて、パーツはこちら。

で、中身はこんな感じになっております。

ユニット化されたドアコック蓋2種と右上にある穴。これが今回の主役になります。

新103系のボディーにはもちろんモールドされていますが、これはユニット化されたもの。新製車でこの状態なのは昭和49年以降。それ以前の車両も後年の更新工事などでユニット化されていますが、今回は非ユニット状態のドアコック蓋にするため手を加えます。
旧103に関してはモールド自体が無いので無加工で処置に入ります。

治具となる型をボディーに固定します。セロハンテープで十分です。

固定しているとはいえ治具が動かないようにツメ先で押さえながらケガキ棒で内側をケガいていきます。つまり溝を掘っていくという訳です。
今回は私自身初めての作業だったため本番前に練習をしたのですが、通常のケガキ棒では微妙に太く感じたため、ピンバイスに縫い針をつけこれをケガキ棒の代用としました。

たぶんほんの何ミクロンかの違いでしか無さそうですが意外と印象が違うようです。

新103の方はボディーのモールドを削り取ります。

削るといっても400番〜1000番の紙やすりで順番に軽くこすって表面が平滑になる程度にしておきます。薄っすらとドアコック蓋のモールド(溝)が残っていますが、目立たなそうと思われるので、先ほどのパーツの治具を当て、上からなぞります。上手いことに同じ大きさです。

最終的にもう一度表面を1500番以上の紙やすりで仕上げて完了です。
塗装作業が見えてきました。

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