今では至極当然の冷房設備。国鉄末期からJR化後数年の間、首都圏の電車には線区ごとの冷房化率ってのが発表されていた記憶があります。山手線とか100%の線区もあれば、中央総武緩行なんかは96%なんて微妙な数字だったりで(苦笑)残りの4%にあたるなんて、どんだけ不運なのか・・・。でも国鉄時代は通勤電車は非冷房が普通だったわけで、おそらくは混雑率が今ほどではなかったことが理由かもしれません。
さて、前置きが長くなりましたが、時代に逆行するように非冷房化を実施します。1978年ごろの常磐快速線では冷房化が始まりだしたころでしたが、プロトに選ぶ編成はオール非冷房。

先日の記事でも記載したように、屋根板は新103のものを使いますので、このクーラーを撤去します。とはいってもKATO製は一体成型なので、撤去→穴埋めが必要となります。

まずは屋根板を外して、クーラー部分にピンバイスで穴を開けます。

一見無駄な作業に見えますが、安全第一。私見ですがこちらの方が作業効率はいいような気がしています。

残った部分とランボードのモールドも削ります。最終的には切り継ぎ箇所とまとめて削りますので、この時点では荒く処理しています。

屋根板はRがついていますので、普通のプラ板だとRを出すのが難しくなります。ですので旧103の屋根板を流用します。

クーラー切除の開口穴の縦×横寸法に合わせて、旧103の屋根板を切り出します。ついでにベンチレータの取り付け穴もそのまま使いまわしたいので、現物合わせで調整しながら切り出します。

この時点で多少隙間があっても問題ありません。瞬間接着剤を隙間埋めに使います。

とりあえず今日のところはここまでになります。今後接着剤の乾燥を待って、表面の削りだしを行います。

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