KATOから2002年の春と年末に相次いで発売されたEF64-0番台前期形と後期形。

当時発売のアナウンスがされたときには小躍りして喜んだ記憶がありますが(まあ実際に踊ってはいませんが)、子供のころの
ちくま乗車以来、鉄道模型でも編成を組み、その牽引機として是非ラインナップに加えたい形式だったとはっきり記憶しています。
実車は中央本線や伯備線などの山岳路線で活躍し、特に貨物列車では重連での運用が良く見られました。
KATOの製品は前期形と後期形に分けられていて、前面のルーバーの有無、屋根上の形状の違いをしっかりと表現してくれています。

EF64の中でも特別機として有名なのが「お召仕様」のEF64-77号機。八王子機関区に所属していた昭和61年10月、側面にステンレス帯(実物誌では白帯にも見えますが・・・)が巻かれました。

当局でも1mm幅のICテープで側面帯を再現。細部のタッチアップは行っていませんが、お召指定機の通常の姿のように存在感を出してくれています。
もう一両がEF64-37号機。高崎機関区所属のカマですが、JRになってから茶色一色塗装になっています。EF64-1001とペアなのか、よく旧客のイベント列車に借り出されているようです。
現在ではJR貨物に所属しているEF64は新塗装に変更され、国鉄色で残るEF64も残りわずか。それどころかEH200にとって変わられ、中央線での重連運用も見られなくなりつつあるようです。
EF65やEF66のように華やかな舞台に立つことが多くなかったEF64ですが、地味ながらも重連でタンク車やコンテナ車を、単機で12系客車や旧型客車の前に立つ姿は中央本線のイメージがピッタリとあてはまります。

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