現在の上野駅在来線ホームは17番線までありますが、私が再現しようとしている時代設定では20番線までありました。東北・上越新幹線の開業により長距離在来線特急が廃止された結果、上野駅の地平ホームも新幹線コンコースに転用されるため、縮小されていったわけです。
さて今日の内容は、現在では見られない17〜18番線ホームの間にあった荷物ホームの屋根部分です。

下から覗いた格好になりますが、雰囲気はつかんでいただけるでしょうか?当時の写真など参考資料によると、この部分の屋根にはホーム面からの柱がなく、17、18番線の屋根から横に伸びた梁によって支えられている構造になっていました。きっと荷物を運ぶ運搬カーゴなどが行き来しやすいように、ホーム面には障害物がなかったんでしょうね。

使用した部材は骨組みにはおなじみ「エバーグリーンのIビーム」を。屋根板にはTOMIXのプラットホームの付属部品を利用しています。画像のように屋根板に接着しています。17、18番ホームへの固定は今のところ接着はせず、塗装などのことを考え差込口を端材を利用して作成しています。

残念ながら、実物がどうなっているかを確認するのは、雑誌やインターネット上の画像しかなく、その画像もほとんどが列車中心であるため、詳細には不明な部分が多々あります。でもそこは鉄道模型の世界ですから、判らない部分はあっけなく省略、もしくはイメージ先行で処理しちゃいます。

この屋根の部分も実物はグレー系の色ですが、模型的には上から眺めることが基本ですから、運転保安上(?)にも半透明のままが良いのかもしれません。まあ、塗装などについては先送りにしておきます。
そろそろ駅名標とか番線表示とか、ホーム上のデコレーションもしてきました・・・。

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