上野駅のストラクチャーがそのものズバリで発売されていたら・・・。そんなわけはないのですが、かなりの高額かつ巨大なものとなるだろうと思いつつ、ないのであれば自分の腕に応じたレベルで作るしかない。そんなことで始めたレイアウト。私はこんな感じでコツコツと作っています。
一番のメインとなる高架部分の柱と梁ですが、以前にも紹介しましたがエバーグリーン製の「パイプ」タイプと「アングル」タイプのプラ棒を使用しています。ちょっと大きな模型屋さんでは目にします。残念ながら私の居住地では手に入らないので、通販で購入しました。
高架の上には線路やホームが来るので、もちろん水平を保つことが重要課題となります。しかし、プラ棒に定規をあてて正確に長さを出すことは思った以上に難しかったです。そこで、考えた挙句、プラ棒に方眼紙を貼り付けることにしました。

今後の作業のことも考え、方眼紙の裏に紙両面テープをまんべんなく貼って、それをプラ棒に巻きつけます。もちろんまっすぐ貼ることが大前提ですが、同じ長さの柱を定規で測って切り出すことに比べれば容易い作業です。
柱の上面の高さを地上から5cmと決めて、土台やホームの高さを除いた高さの柱を方眼紙のメモリに沿って切り出します。プラ棒を一周するように方眼紙を巻きつけているので、切り出す際もメモリのマスに沿ってカッターをあてるだけでまっすぐカットできます。

思った以上に効果的で、アングル材でも同じ手法をとりおかげで大幅な時間短縮と正確性の向上に役立ちました。同じ構造物をいくつも作らなければならないので当然飽きはきますが、作業の簡素化でストレスもだいぶ軽減されたと思います。

梁となるアングルは柱にホゾ穴を開けて固定しますが、これも方眼紙のメモリが目安となるので、何もない状態で行うよりもまっすぐに揃えやすかったように思います。紙性の両面テープなので薄さと剥がしやすさも兼ね備えています。
まだ未塗装の状態なので土台、ホームと高架鋼体は分割できるようにしてありますが、脱線復旧や移動のことも考慮するとこのまま分割できる状態のほうが良いかもしれません。

柱がパイプ状なので、土台に軸を作ってそこに差し込む形体です。この方が安定感も増しますので、接着しなくても強度は十分。

全部つなぎあわせてもまだ5両分くらいの長さしか出来上がっていませんが、先日の画像を含めイメージはかなり近づいて来たように思えます。
決算賞与のうち、自分の使える分を今回製作の線路とプラ材購入に充ててしまい、ホームなどはしばらくお預けです。でもまあ高架部分を作るだけのプラ材は十分あるので来るべき延長工事のときのために作り置きしようと思っています。
今回も東京喜多鉄道管理局様のアイデアを活用させていただいております。ホントに感謝です!

0