今回は市販のストラクチャーにスポットを当ててみました。

発売されて久しいのですが、KATOの高架駅セット。今回はその組み合わせによる駅の展開例のご紹介です。
セットには橋脚や高架下の店舗、駅舎などがありますが、私が主役と思うのは高架プレートです。ここに線路やホームが載って高架駅となります。

まずは1面のプレートを使った展開。プレートの両側に側壁を取り付けます。

この場合「1面2線」の駅が出来上がります。このパターンが基本形となります。首都圏であれば埼京線の北戸田(併走する新幹線は無視しますが・・・)なんかにピッタリな雰囲気です。でも新幹線のイメージではないですね。

続いて2枚をつなげる展開。プレートはユニジョイナーで簡単に連結できます。

島式ホームを使えば2面4線の中規模駅の出来上がり。東武伊勢崎線の新越谷、新幹線でいえば新横浜とか(側壁は低いですが)。

基本的に4線を配置できると言うことなので、対向式ホームを使えば中央に2線通過線を配した駅にもなります。正に新幹線イメージで小田原をはじめとした多くの中間駅が該当します。
画像にはありませんが、島式ホームを使った退避可能駅もできます。例えば東武伊勢崎線の北千住〜越谷間の各停停車駅、新幹線の三島とか。
では上記パターンに当てはまらない場合はどうなるのか?1枚のプレートに「1面2線」が基本形と書いたように、この基本形を元に増線するのであれば横方向にプレートを増やしていくことで解決します。しかし基本形に当てはまらないイレギュラーの場合は多少の加工が必要になります。
例えば新幹線の新神戸や熱海のように対向式ホームのみの2面2線の場合、ホームの幅員分長さが足りません。また当局が予定している2面5線(通過線2線、対向、島式)の場合は線路1線分足りなくなります。
前者については今回は考察しませんが、後者については意外と簡単な方法での加工が可能でした。それを次回のネタとしておきます。

58