平成10年7月に登場した285系「サンライズエクスプレス」です。

オール個室寝台の7両編成、583系以来の新製寝台電車ということで、そこそこの注目を浴びていたような気がします。JR東海とJR西日本が共同開発をしたということで、なんとなくその外観は281系にも似ているのかな〜。
0番台がJR西日本出雲電車区、3000番台がJR東海大垣電車区に所属しています。とはいっても、大垣に戻るような運用は聞いたこともなく、番台区分の分け隔てなく出雲区で一元管理されているようです。

鉄道模型ではご存知の通りKATOから製品化されており、ご丁寧に両番台とも出ています。車両番号の印刷やメカニカルな微小な違いまでを再現しています。

先頭車はKATO密連を装備しており、2編成併結でも形状を崩すことがありません。
実車についてですが、地域的にも東京へ向う夜行列車としてはちょうど良く、数回利用させてもらいました。途中大阪からということもあります。大阪発は日が変わって午前0時ということで乗り鉄的には物足りないかもしれませんが・・・。
私的に一番のお勧めは「シングルツイン」。ツイン利用に上段寝台が装備されていますが、1人利用も可能。料金はシングルと同じ。私は下段を座席にし上段ベッドで寝るという一粒で2度おいしい使い方をしたことがあります。

↑画像のデッキ寄りの窓の部屋です。1・2・6・7(8・9・13・14)号車に各1〜3室あるので、予約の際に部屋番号指定もありかもしれません。でもシングル個室は上段、下段ともにヘッドクリアランスは十分なので、寝るだけ利用なら贅沢すぎかもしれません。もっと贅沢なのはシングルDX。洗面所とミニデスク付きです。乗ってみたいとは思うものの、サンライズの利用時間が短いのであまり堪能出来なさそうです。

ノビノビ座席という名の開放室もありますが、いわゆるカーペット車です。座席利用ということで指定席特急券のみの利用が可能で、とてもリーズナブルです。
もう一つソロ個室という区分もあり、ノビノビ座席と同様パンタ付き電動車両となっています。床下機器搭載の関係でダブルデッカーとはなっておらず、客車寝台のソロと同じイメージ。寝るだけなら十分ですが、着替えや荷物を置くスペースがないので狭く感じるかもしれません。個室料金はシングルより安く設定されています。
285系の交直流版を作れば良いんじゃないの?なんて簡単に考えてしまうのは私だけじゃないはず・・・。たとえばJR東日本が作れば上野〜函館とか大阪〜函館など対北海道。JR西日本ならば、京都〜博多とか対九州・・・。
そんな夢物語を描いてみました。

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