12/22追記
〈本文の中では「抵抗」を使用していますが、逆電流を防ぐためには「ダイオード」の使用が正しいとのことです。〉
だいぶコツを掴めたようで、増産体制に入れました。余裕も出来たところで工程のご紹介です。
まずはKATO製車両です。今回は189系を使用していますが、ほぼ同じ構造の185系、485系、24系、14系など、つまりトレインマーク変換装置付き車両に適応できます。

施工前の画像です。ライトは良いとしてもマークがオレンジがかっています。

ライトユニットを取り出すとこんな感じです。ムギ球と抵抗が基盤に付いていますので、これをすべて取り除きます。電気に疎い私でも+と−くらいは知っていますが、上画像の下側の脚から+が流れるとヘッドライト、上側の脚から+が流れるとテールライトが流れます。それを踏まえたうえで、抵抗とLEDやCRDを取り付けていきます。

スペースが限られているので、有効利用しなくてはなりません。当初は単純にLEDの脚にそのまま抵抗やCRDをつけようと考えていましたが、かなり窮屈になってしまいます。そのため、元々基盤に開いている穴を利用しながら、コンパクトに収まる形にしてみました。

ライトケースにも多少の加工が必要です。ライトが収まる部分の窪みの手前側がやや狭くなっていますので、ここを開削します。左が加工前、右が加工後です。これを施しておかないと、抵抗が収まらなかったり、LEDの脚を曲げる作業が発生してしまいます。

いきなり完成図ですが、右側の表側の基盤で説明すると、手前側から「テールライト用抵抗」「ヘッドライト用15mACRD」「ヘッドライトLED」となっています。電球の基盤ではテールライトは表側から配線されていますが、CRDの関係上裏側から取り付けています。
次にヘッドライト用プリズムへの色入れですが、↓こんな感じです。

この2箇所にクリアオレンジを差しました。画像ですと見えにくいですが、プリズムの角、面取りされている部分と言えばよいでしょうか。1箇所だと発色が足りないようでしたので、どうやらこちらの2箇所の方が良い感じに電球色に見えるようなります。
あとは元通りに組み立てて完了です。製品によっては床板パーツの突起を削る作業がありますが、現物合わせで対処しました。

完成画像です。ヘッドライトは1枚目の電球ライトとほぼ近似。ヘッドマークは白色ライトに照らされています。
LED化はこれでOKですが、ヘッド/テールの遮光という検討課題が出てきてしまいました。
以前に紹介したTOMIX製車両のようにやってみましたが、ちょっと苦戦中。

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