午前中は大人しく休んで居たがこれでは駄目と起き上がり今栄、丸栄で開催中の工芸美術日工会展を見に行こうと出かけた。序に一度メルサよってと三階まで行くとやはりあのダジュールさんは閉店、もうあの店員さんも見えない。致し方ない。丸栄といって工芸展会場へ。名古屋で見学するのは始めての工芸展である。あるいは私が知らないだけなのかもしれない。第二十回記念展とやら.陶磁・紙工芸・漆芸・藤・染織・革工芸。金工・木工芸・刺繍・七宝・人形・ガラス十二種目。実に諸々。見飽きる事も無く鑑賞と云うのか目に心に刻む事が出来た。実に盛大である。染織工芸の楽しさ。七宝の多様性など私なりの鑑賞で暫く時間をすごす事が出来て、娘にもその旨伝えて一度見に行く様に伝えてあげようとさえ思った。でも知っている名古屋での作家も多いのだが此の会場ではお目にかかれなかった。山内一生先生くらいで誰も存じない。でもどの作品もみな見ごたえのある充実した作品で実に立派である。娘にも連絡して一度見に来る様に伝えてあげようと痛切に思う。心満たして帰宅するも今日は先生お留守のようで直接家へ帰る事にする。猫は相変わらずタイルの上で寝て居て私の足音に目を覚ましたのかのそのそと出て来て矢張り猫でも私の帰りに安心した様にのっそりと見上げて私について二階へそしてお駄賃の飯の要求である。やっぱり私にとっては大切な我が家の一員である。

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