昨日月曜日は、ハナのスイミングレッスンの日です。
学校が終わってから、学校のプールを使ってやっているレッスンに参加しています。
ハナはスイミングが大好きで、
毎日行きたいといっているくらい。
やっと月曜日がきて、ウキウキでした。

2時45分に学校が終わって、
先生にさようならを言って教室を出、
その時間あたりにはいつもぐだぐだになるセナを抱きかかえて歩く私のあとを、
ハナは4〜5メートル離れてついてきていました。

そして、それはその時に起こったんです。


一人の先生が私たちのそばを通りかかりました。

その先生は、1年生の担任の先生で、パレード(全校集会)の時にも見かけましたが、
右腕のひじから先がないんです。
先っちょに指らしきものが付いているのが見えたので、
きっと先天的にそうなんだと思っていました。

先週にも、ハナはその先生の話を家でしていたところでした。
学校に、おててがひとつしかない先生がいると。
どうやら、どうしておててが一つなのかきいたらしいんです。
「I was born in like this」って先生は言っていたよ、とハナは言いました。
世の中には五体満足ではない人がいっぱいいて、
そうひとは健常者の何倍も努力していること。
障害があっても、その人の人間性にはなんの問題もないことなどを、
そのときはさらりと話すにとどまりました。

そして昨日です。
ハナは、その先生が通りかかった時に、
彼女の短い方の腕を指さして、笑ったんです。

ありえませんでした。

先生は「That's not nice.」と言ってすぐに立ち去ってしまわれたし、
私はハナから少し離れていたし、
その瞬間には何もできず、言えずじまいでした。

すぐにハナを私のところに呼んで、
ハナがとった行動の問題点を話し、
からかって笑うことは、その人を傷つけることもあって、
今の場合、ハナはあの先生のことを傷つけたよ、
だから今日はプールにはいかないよ。
といいました。

だいすきなスイミングレッスンまであと1分というところで、
レッスンに連れて行ってもらえないことを知って、
ハナは大きな声で泣きました。

周りにいた人はびっくりしたと思います。
泣き叫ぶわが子をほったらかして、すたすた歩いて行ってしまう鬼母め。
けど、知ったこっちゃありません。
人として正しいことと間違っていることを教える方が大切でしょう、この場合。

車の中では、ハナは、家に着くまでずっと「スイミング行きたい!スイミング行きたい!」と大音量で泣き叫んでいました。
けど、家に着くと、諦めたのか、
ママに怒られたのが怖かったのか(きっと本質は理解していない)、
その後は聞き分けもよく、いい子にしていました。

夫にはあからじめ携帯にメールをして、
ハナは今日プールに行かなかったことと、
みんなで座って話し合いをする必要があることを伝えましたが、
内容は伝えてませんでした。

晩御飯もお風呂も歯磨きも終えると、
昼寝抜きのセナはかなりのお疲れモードで、
「しぇーしぇ、ベッド行く」と言って、寝てしまいました。
それからハナ・夫・私はカウチにすわり、
今日あったことを、ハナに話をさせました。
夫も私同様、ショックを受けているようでしたが、
きちんと話をして、
次の日の朝はパパも学校に行くよ。
ハナはその先生に謝りに行きなさい。パパがついて行ってあげる。
ということになりました。

明けて、今朝。

ハナの担任の先生に、その1年生の担任の先生の名前と教室の場所を聞いて、
ハナと夫はそちらに向かいました。
私はその場に残って、昨日のことをハナの担当の先生に話しておきました。

ハナと夫がその先生の教室に入ると、
先生の方から二人の方に向かって歩いてこられたそうです。
ハナのことを覚えておられるんです。
ハナが謝ると、謝りに来てくれてありがとう、といわれたあと、
もう一度、自分は生まれつきこういう腕であること、
手はひとつしかないけど、なんだって自分でできること、
だけど、ハナの昨日の言葉で少し傷ついたこと、
などを言われ、
もう二度とからかったりしないよね?
と言われ、しないと、先生と約束したらしいです。
先生は毅然とされていて、夫は先生の印象をよくしたようです。

こんな人生勉強がありました。
親にとっても人生勉強です・・・
タグ: ブリスベン



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