「ボク、ミルク。
ママやおばちゃんによるとボクは”ビビリ”なんだって」
「知らないお家に来て、怖いこといっぱいだったんだけど
今日、お風呂場の近くに隠れ家を見つけちゃったのさ」
「おばちゃんがドアを開けた隙にサッと入りこんだら
広くて居心地良くて、そのままそこでじっとしてたんだけど
ママや椿おねーちゃんが呼ぶ声やゴハンのいい匂いがしてきたから
仕方なく出て行ったんだ」
「そうしたら、何だかよくわからないけどママが大喜びしてるんだ。
一体何があったのかな?」
今朝、ねこPちゃんがお出掛け中に「ミルク失踪事件」が勃発。
家中どこを探しても姿が見えず、様々な状況を考え合わせた結果
風呂場付近が怪しいと推測。
以前使用していた風呂釜と湯船を繋いでいた部分に小さな穴がポッカリと開いていて
どうやらそこに入り込んでしまったのではないかとの結論に達した。
なんだけど、もともと自分の家ではないので
そこがどういう構造になっているのかわからず
ダーリンは
「下水管に入り込んだかもしれん。そうなったらもう助けられない」
「壁と壁の間の狭くて深い隙間に落ちたとも考えられる」
と最悪の事態を次々に想定しまくり
私の頭の中では、TVでよく見かける
「緊急レスキュー24時間・子猫救出その決定的瞬間!」
なんてシーンが頭の中をグルグルと駆け巡り
ねこPちゃんの留守中に何かあったら・・・
と、寿命がどんどん縮まっていく。
ねこPちゃんに連絡を取りすぐに帰ってきてもらい
彼女が何とかその狭くて小さな穴の奥をのぞき込んだところ
湯船と床の間に、その穴から繋がる広い空間が存在することが判明。
程なくミルクの小さな鳴き声も聞こえてきた。
温めたキャットフードの匂いと
大好きな姉と慕う椿&分身きなこの鳴き声で呼び寄せること約30分。
ようやくミルクは姿を現してくれたのだった。
いやはや、寿命が10年くらい一気に縮まってしまった出来事でございました
ミルクよ、もうどこにも隠れないでおくれよ、ポチっとな

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