「木彫りのクマ」というと、
30年以上も昔に北海道旅行のお土産として、
「流行った」というか「買われた」商品ですけど、
今でも、当たり前ですけど、
作り続けられていて、売られている商品なわけですが、
果たして、今でも買うひとってどれくらいいるんだろ?
てな商品なわけです。
作っている職人さんとしては、
長年培ってきた技術を駆使して、
魂を込めて彫り続けていると思うんですけど、
でも、正直、あんまり売れないと思うし、
凄腕から繰り出す技も、作品に込めた魂も
買ってもらえなければ伝わらないと思うんです。
ボクは正直、見かけても買いません。
作品を見て、「すごいなぁ」とは思っても、
たぶん買わないです。
そこに作者の意図というか、感性というか、
買ったひとを「○○な気持ちにさせたい」というような、
作り手からのメッセージが少ないからだと思います。
ひとがものを買う時って
あんまり明確な理由って無いと思うんです。
必要なものが手元に無ければ、「買う」という行動に走りますけど、
買うものを選ぶ理由って、値段が一番多いと思いますが、
値段が同じものが複数あったら、
買うものを選ぶ理由って、その時に商品から伝わる何かだと思うんです。
その伝わる何かって、ひとそれぞれ違うので
一概に何かって言えないですけど、
一概に何かって言えないくらい、明確な理由って無いと思うんです。
商売するひとはヒット商品を狙って、
みんなが欲しがるようなものを作ろうとしたりしますが、
でも、それって「みんな」という「ぼんやりした群衆」がターゲットなので、
誰も「ボクのために作ってくれたんだ」という喜びが感じられないので、
商品を手に取ったときに伝わるものって少ないんですよね。
少なくとも、作り手が自分のために、徹底的に自分が欲しいものを作らないと、
その想いは誰にも伝わらないと思うんです。
そもそも、購入する側のひとって、
自分が何が欲しいのかを分かってないと思いますし。
iPadだって、羽根のない扇風機だって、熱風で揚げ物を作るフライヤーだって、
誰かに求められて作られたわけじゃなく、
作り手が、自分が欲しいと思うものを徹底的に研究して商品を開発したら、
みんながその便利さに気がついて、ヒットした商品なわけで。
で、木彫りのクマに戻ります。
木彫りのクマなんて、欲しいと思ったことは一度も無かったんですけど、
こいつにはちょっと心を揺さぶられました。
商品ではなかったので、買うことは出来ませんでしたが、
もし売ってたら、買ってたかもしれません。
木彫りのクマなんて、家に無くたって何も困るようなものではないですけど、
それでも、このクマを買って、部屋に置いた時に変化する、
空気の温度や、このクマを見たひとの笑顔とか、
作り手が考えた、購入者のメリットというか、
作り手のニヤケ笑いが伝わってきたんですよね。
「ほとんどのひとが買わないであろう」と思う木彫りのクマでさえ、
ちょっと趣向を変えたり、作り手の想いを表現すれば、今でも人の心を動かせるし、
その少しの差で、世間に埋もれずに伝えていける技術や魂があるという事実は、
どんな業界に身を置いていたとしても、見直せる大切なことなんじゃないかなぁと。
ボクは、木彫りのクマから今更ながらに学んだわけです。
で、もったいぶりましたが、
これがその木彫りのクマです。

斬新でしょ?(笑)
ブログを辞めて2年ちょっと経ち、
ようやく、ブログやSNS以外で南大沢を紹介する方法が
自分なりに見えてきました。
まだまだ形にするまでは時間がかかりそうですけど、
実現に向けて動いています。
ま、みなさんが想像するものよりもずっとずっと地味な話になりますし、
動き出したときにも告知する気はないので
気づくひとはいないと思います。
もし万が一、気づいたひとが現れたとしても、
「ふふふ」となる程度のものです。
とりあえず、とにもかくにもこの場を借りずに、
気づいてもらえるように頑張るのみです。
ちなみに
ふなっしーみたいに
着ぐるみを着たりするわけではないので、ご心配なく。
で、クリスマスです。
駅前のツリー。
今年は三徳のイルミネーションが頑張ってる気がします。
去年はお休みしたベルコリーヌのツリーが復活。

いつ見ても、ほっこりするわ〜。
お鍋の時季になると、「赤べえ」を食べ続けていた我が家ですが、
残念なことに、赤べえが生産中止になってしまったので、
替わりを探すべく、いろいろ食べ比べて行き着いた先がコレです。

「赤から」です。
市販されているのはマイルドな「一番」と、
赤べえよりもちょっとだけ辛い「三番」。
これが一番。

見た目も味もマイルド。
全く辛くないので子供でも食べられますが、味はフツー。
こっちは三番。

赤べえよりもコクも甘みも強く、
ノドに刺すような辛さがあります。
ムスメは辛いのがあまり得意ではないのですが、
これは辛くても美味しく感じてるようで、
ヒーハーしながらも好んで食べてます。
締めに雑炊にすると最高です。
赤べえと同じく、見かけなくなってしまったもの、田村みかん。
グランルパで毎年買っていたのですが、
今年は見かけません。
グランルパの今年のイチオシは、宮井さんのみかん。

去年は田村みかんより売れたようで、
コレが売れたから田村みかんの販売を止めてしまったのか、
田村みかんが入荷できなかったから販売してないのかは知りませんが、
とりあえずオススメを購入。
サイズが小さいものほど味が濃厚で美味しいとのことなので、
期間限定品の最も小さい2Sサイズを購入。
まるごとひとくちで食べれそうなサイズ。
外皮も薄皮もやわらかく、
皮を剥く時に油断すると、果肉に指を突っ込みます。

口に放り込むと、
薄皮が簡単にはじけ、甘みと果汁に満たされます。
かなり甘いみかんですが、みかん本来の酸味やコクは薄味。
個人的には田村みかんの勝ち。
美味しいみかんですが、リピートするに至らず。
田村みかんの復活を希望します。
ヨーカドーのパン屋で
ニューヨークで話題の、クロナツのパクリ商品が売ってました。

ドミニクアンセルベーカリーのクロナツが食べたかったのですが、
9時オープンのお店に、朝の6時前から列ばないと買えなかったり、
最近では事前予約の電話サービスも始まったのですが、
全く電話がつながらず、つながった時には売り切れ…と、
かなり購入のハードルが高く、諦めました。
ヨーカドーのこちらは、列ばずに買えます。
本家は月に1種類のフレーバーのみの販売ですが、
ヨーカドーのこちらは、選べます。
一番人気のクリスピーチョコレートを購入。
断面。
感想は、高さがあって食べづらく、ポロポロくずれるので汚れます。
ま、それは仕方ないとして、
バターの香りが強いおいしいクロワッサンですが、
生地がかなり硬く、クロワッサンでもドーナツでもない食感が、
正解なのか狙いなのか悩みます。
2個重ねて、隙間にチョコを挟んでいる理由もよく分かりません。
食べづらさを助長してる気がします。
硬い食感と食べづらさから、個人的には好みではないですが、
味は悪くないです。
これ、本場のを食べて再現してんのかなぁ…という疑問が拭えないです。
↑のクマでも書きましたが、どうせやるならコンセプトだけ取り入れて、
作り手が、「毎日でも食べたい」と思える美味しさに昇華させないと。
ニューヨークで流行ってるからと、
見た目だけマネしたのでは本家にもお客さんにも失礼です。
おでん。
去年、出張で京都に行ったときに、ぷらっと入ったおでん屋さんで食べた、
大将オススメのポテトサラダが忘れられなくて
見よう見まねで作ってみました。
用意するのは、おでんのタマゴとじゃがいも。
じゃがいもをボウルに移して、
ちょっと粗めにつぶします。

そこにタマゴを投入して、粗めにつぶします。
※久しぶりのブログ記事に緊張して、
ついタマゴを2個入れちゃいました。1個で充分です。
ロースハム2枚を細かく切って投入。
適当に混ぜたら…
マヨネーズを少なめに投入。(素材に味が付いてるので)
コショウはお好みで。ボクは強めが好きです。
完成。

水菜とかちょっと添えると見た目にも完璧です。
コンビニに行けば、おでんのじゃがいもとタマゴをすぐに買えるので、
家庭でちゃちゃっと作れる一品でもありますのでオススメです。
あ、そうそう。
消費税増税前の駆け込み需要を狙ってか、
マンションを作ったり、建売分譲住宅を増やしたりして
里山に住んでた動物たちを心配していたのですが、
数は減ってしまったかもしれませんが、
開発が進む造成地を横目に、今でも鑓水公園の周辺で、
キジやタヌキ、ハクビシンなどを目撃します。
日本全体の人口が減っていくことは確実なのですから、
そろそろ、少なくなる人口を、新しいマンションや分譲地で奪い合うのではなく、
「自然と共生していく街」という、
他の都内の街には持てないオリジナリティで、
南大沢を活性化していく仕組みが欲しいなぁと願ったりしています。
年末が近づき、東京都とは思えない寒さに包まれる街ですが、
皆様お身体には気をつけて、
クリスマスから正月をエンジョイしてくださいね。
めりくり。

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