今注目のパワースポット!みみづく地蔵尊に願いをきいてもらいましょう。
2019/9/30
九月も三十日を迎えた。
日毎に昼は短く、夜は長くなる。
陰と陽の釣り合いは暦の上だけではない。
深まる秋に郷愁感は募り、
どことなく気持ちに陰がさす。
心の動きも陰と陽を分けていくのである。
ただ、
郷愁感には陽に包まれたような優しさがあって
物悲しい気持ちだけに収まるまい。
歳を重ねていくほどに、
陰と陽の趣深さがわかればいいのだが…。
暦は、神無月を控えている。
合掌

0
2019/9/29
胸いっぱい息を吸い込んで、
静かに吐き出せば、
今生きていることが胸に染みる。
呼吸を意識することなど普段はないが、
季節替わりには、ふいに確かめたいような
そんな気持ちが湧いてくるのである。
日中、まだ気温は高止まりながら、
空気は確かに秋である。
一息の秋だ。
そうして、
この所作を繰り返すうちに
いずれ息は白くなるだろう。
そう遠くないのか、
まだ先なのか…。
合掌

0
2019/9/28
何々の秋。
昔なら読書に音楽鑑賞など
趣味の季節と相場が決まっていたいただろうか。
芸術に触れる。旅をする。勉強をする。
自分の心を豊かにできる秋のひとときなら
なにを選んでもいい。
諸々落ち着かぬ月替りとなりそうだが、
せめて、気持ちだけは豊かでありたいものである…。
合掌

0
2019/9/27
駆け込みときけば、
穏やかではない気がするが、
世間は増税前の駆け込み需要の喚起に躍起だ。
明日を生きるための糧にも、
高価な宝飾品にも、
急かすようにうたうのである。
しかし、立ち止まって考えたい。
筆者をはじめ駆け込めない人たちは
この喧伝をどんな気持ちで見ているだろうか。
ぽつねんと取り残された気持ちだけが
秋の風に揺れるようではないか。
自分を卑しめることなく、
ただ、今日の一日(ひとひ)を
生きるしかない…。
合掌

0
2019/9/26
彼岸花がまだ咲かないと、昨日の新聞である。
確かに今秋は山内の花も遅咲きの様子だ。
しかし、彼岸花のみならず世の花々の多くが
開花時期と暦が合わなくなって久しい気がする。
身近な自然が何かの警鐘を鳴らしているとしたら
よくよく耳を傾けねばなるまい。
今できることなにか。
諦めず地道に取り組んでいくしか無い。
件の彼岸花は
なにか言いたげである…。
合掌

0
1 2 3 4 5 | 《前のページ |
次のページ》