今注目のパワースポット!みみづく地蔵尊に願いをきいてもらいましょう。
2017/1/31
つまりは
心の容量ということか・・・。
怒りには堪忍袋があって、
落語で言う「綻んだら繕え」
よろしく、腹をたてないよう、
誰もがせっせと針仕事に励む。
そこで思うのだが、
言葉が無いだけで
それ以外の感情にも「袋」は
きっとあるだろう。
嬉しい、楽しい用は、
大きくてなかなか満たされない、
悲しみのそれは、小さくて、
すぐに一杯になる・・・。
だから、辛く悲しいときは、
誰かに吐露することで、
溢れかえらぬようにしているでは。
しかし、
どうにも言えないことばかりが
増えてくるものだ。
そんな胸の奥の声を
みみづく地蔵は静かに聞く。
今日の一日(ひとひ)、
諦めずに綻びを繕う・・・。
合掌

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2017/1/30
銀行のATMをはじめ、
タッチパネルの操作は
暮らしに溶け込んでいる。
広くスイッチ、ボタンに
触る文化が浸透したということだ。
一問一答の如く、
次々に変わる画面の問いに
戸惑いもあろう。
繰り返される「確認」の一押し。
どこか、機械に計られている
気がしてならない。
承認、登録、削除・・・。
ボタン操作の中で消えていく
人の声は少なくないのではないか。
今日の一日(ひとひ)、
何かに背中を押されて
今を生きている・・・。
合掌

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2017/1/29
流行の延長線上に「族」と呼ばれた
様々な出来事があった。
例えば、70年代当時、
大きなリュックサックを
背負って旅をする人たちを
その容姿からカニ族と呼んだ。
旧国鉄のローカル線を使い、
お金より時間をかけた旅・・・。
分厚い時刻表から、乗り換えの
道筋を立てていく作業は、殊更
旅情をかき立てたのである。
今、全国ローカル路線の
存続が危ぶまれている。
あの震災から立ち上がった、
三陸鉄道も今また苦難を
強いられていると聞く。
ここは、
流行云々ではない、
第3の施策に期待したい。
いつか、再び、
夢を詰め込んだカニ族と
会える日を望んで止まない・・・。
今日の一日(ひとひ)、
遠くで汽笛が駆けていく・・・。
合掌

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2017/1/28
背中に映る
過去と未来がある。
小さな子どもたちが遊ぶ、
その後姿には親ならずとも、
光りに満ちた未来を願う。
人生の苦海を渡り、
艱難辛苦の山々を
越えてきた人たちには、
簡単に触れられない過去が滲む。
お互いに向き合って
わかり合えるものと、
互いの背中に察するより
他に手が無い場合があるのだ。
そう思うほど、
自分の背中が剥がれていく
怖さに苛まれていく・・・。
今日の一日(ひとひ)、
冬陽に助けられ、
俯かずに歩いていた・・・。
合掌

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2017/1/27
大寒を過ぎて、次の立春を
待つばかりだが、
寒さはこれからだ。
遠く最北の地には、
流氷が訪れたときく。
過去に何度かその景を
見たことがあって、
あの「鳴き声」は
今も記憶に残っている。
流氷の他にも
樹氷、凍裂、結氷、細氷など、
凍てつく厳しさは様々だ。
毎冬、
こうした寒さに向き合う度、
先人の苦労を思う。
春はすぐそこまで
来ているのに、
とても遠い・・・。
今日の一日(ひとひ)、
息をはいて、冬模様・・・。
合掌

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