なぜSOMAを購入したかについて書いておきます。
まずリムブレーキはもう辞めたい、というのが最初にありました。
それでRitchey Road Logicは昨年から実験車としてディスク化し、見通しを探っていたわけです。ツールド妻有などもライドして、問題なく走れました。
私の考え方のひとつに、大事に長く乗るという気持ちがある一方で、MTBは進化しつづけている乗り物だから、"今"のモデルに乗るのが、今を生きる人間のできることだろう、というのがあります。(←面倒くさいことを書いています。)
実験車をふまえ、やはりこの時代の規格の恩恵を受けたバイクに乗りたい、というのがSOMAを選んだきっかけです。
で、SOMAにいきついたのはというと、
ロードバイク(?)の最新の規格は何かというと、だいたいこんな感じかなと思います。
1)テーパードヘッドチューブ
2)前後スルーアクスル
3)ディスクブレーキ
4)ワイドレンジギヤ
5)チューブレスタイヤ
6)ドロッパーポスト(対応フレーム)
7)太めのタイヤ(対応フレーム)
このほかに、個人的に興味があるのは、
8)ワイドハンドル
9)キャリアとか付くやつ(ダボ多数)
10)シングルスピード対応フレーム
11)ベルトドライブ対応フレーム
カーボンフレームとか超軽量とか電動シフトとかはさっぱり出てこないのが私らしい。
フレーム素材はスチール一択でした。これは不動の条件なのです。
上の項目をにらみつつ、いろんなメーカーのフレームジオメトリを集めました。
まあ同じジオメトリであったとしても、パイプの構成やらで全然味付けが違う、なんてこともあるでしょうけど。
ジオメトリで気にかけた点は、
1)ハンガー下りが大きいこと。
2)ヘッドがなるべく寝ていること。
3)リーチが遠すぎないこと。
です。基本的にロードバイクとして乗るつもりでしたから、ドロップハンドル前提です。
できれば国産にこだわりたかったですが、フルオーダーできるほど貯金もしていないし、シクロクロスバイクはハンガー下りが小さめなので除外しました。
あとはなんとなく評判とか、見た目の好みとかもあるのですが、上に並べた必要なのかどうかよくわからない項目を一番多く叶えてくれるのがSOMA Wolverineだった、ということです。
なお次点は「ARAYAのMGBをドロップハンドル化して乗る」でした。価格がとてもお手頃で、しかもブースト規格という点が魅力的です。ただしこちらを選ぶとHONZOといろいろ重なってしまうので、辞めました。
多用途という点では、Van DesselのWTFがありましたが、今回は見送りました。Wolverineと同じような楽しさがあるフレームだと思います。
SOMA Wolverine3.0に決めたものの、フレームサイズは最後まで悩みました。大きいフレームにするとリーチが遠くなってしまうからです。
RitcheyRoadLogicはフレームサイズ550mmですが、Wolverineは520mmフレームにしました。Wolverineはリーチが長めの設計なので、リーチはだいたい同じくらいになります。
Wolverineは上に挙げた規格のどれくらいをカバーしているかというと、
1)テーパードヘッドチューブ →残念ながらOSです。
2)前後スルーアクスル →フォークと、エンドパーツを選択可能です。
3)ディスクブレーキ →ディスク専用設計です。
4)ワイドレンジギヤ →リアエンドは対応できます。
5)チューブレスタイヤ →問題ないです。
6)ドロッパーポスト(対応フレーム) →27.2mm用ならなんとか。
7)太めのタイヤ(対応フレーム) →リア45cまで対応です。
8)ワイドハンドル →好きにつけられます。
9)キャリアとか付くやつ(ダボ多数) →多いです。
10)シングルスピード対応フレーム →スライドエンドで対応です。
11)ベルトドライブ対応フレーム →対応です。
そしてハンガー下り70mmと、比較的大きいのです。カラーリングもシンプルだし、年間生産数も少ないし(ホームページには300台くらいって書いてあります...)、価格も手頃でした。あ、あとパイプはTANGEなところもまたよかったです。
まあこんなところです。