XGPS150+iPad2、それと使えそうなソフトを多数ダウンロードして搭載し、五頭山に行ってきました。
アランさん、もんちさん、KJさんと私の4人です。
10時頃から登山開始し、菱ケ岳と五頭山を縦走してきました。
今シーズン初の1000m近い登山(登山口からの標高差だと800m弱)は、なかなかに汗の出る楽しい登山でした。
休憩のたびに、iPadを気にしているのが面倒でしたがorz。
おかげで、今後使うべきソフトが絞り込めました。
XGPS150を使ってオフライン動作を考えている方は多いと思いますので、少しでも役に立てばと思います。
iMapMyRide
便利そうですが、頻繁にネットにアクセスします。(地図の更新でも利用します。)
このため、ネット圏外では使えません。
ネットアクセスができない場合、強制終了します。広告の無い有料版でも同じです。
調べたら、サポートページには、「iPodTouchではログの手書き入力ができるから(動作するし、そういう使い方もあるだろうから)、対応していることにした。」とありました。
そういうことであれば、「ロギング中は回線に接続が必要。」などの補足が必要と思います。
オフラインで使えないので、このソフトは今後、使うことはないでしょう。
LogGPS
現在地のログデータを記録するソフトです。
「save」ボタンを押すと、その位置のGPSデータを記録します。
簡単に言うと、ウェイポイントを手動で記録する感じです。
その場で「山頂」とかの名前や情報を書きたせますから、山頂とか、分岐点とか、あとでログデータの整理をするときの補助になるような位置データの記録に向いています。
GPSからのデータを記録するだけなのでオフラインで使えます。
標高データなど、かなり細かなデータが取れるのですが、連続したログデータを取りたいのならGPSロガーを使うか、下の2つのソフトの方がいいです。
Track REC
通過した軌跡=ログデータを記録してくれるソフトです。
マップデータはgoogleを使うので、表示したい場合はネット環境が必要ですが、アクセスできなくても動作します。
フタを閉めた状態でロギングしてくれますが、たまにスリープするような記録がありました。
(たぶん私の操作ミスです。)
ログデータは、帰ってきてからKML形式でメール転送すればOKですから、オフラインで使えます。
DIY GPS
機能的にTrack RECに近く、かつ完全オフラインで使えるソフトです。
トラッキングによる現在位置表示、ロギングによる軌跡の記録、およびリアルタイムで軌跡を表示してくれる。まさにパーフェクトなソフトです。
なお、フリー版では現在位置の表示しかできません。(ログは取れません。)
マップデータは自分で用意する必要がありますが、とりあえず動作させたい場合は、ダミー画像を読み込ませておいても動作します。もちろん、自分が必要と思う情報の入ったマップデータを用意するのが最善です。
フタを閉めた状態でロギングしてくれます。
ということで、私の要求機能からいくと、このソフトがベストバイですね。
MapfanとMapster
Mapfanは国内道路地図のオフラインデータとして利用できます。
完全オフラインと言いたいところですが、ルート検索にはネット環境が必要です。
このため、出発前に検索しておき、ドライブに出かけるのが吉です。
MapsterはOpenStreetProjectの全地球地形データを使用しているようです。
必要な部分だけバッファリングさせ、出かけることにより、オフラインで利用可能です。
ただし日本の山の地図は粗く、山のどの辺にいるか、俯瞰する程度の情報にしかなりません。
(それでも、視覚的には楽しめます。)
どちらも、現在位置表示のみで、ロギングはしませんので、トラックデータは得られません。
XGPS150
気温20度くらいの好条件のなか、12時間くらい動作して、バッテリの赤ランプが点灯しました。
10時間は使えると思います。
リチウムイオン電池なので、冬は圧倒的に短くなることが予想されます。
この辺はケータイと同様でしょう。
フタを閉めた状態でロギングしましたが、6時間くらいの動作でiPad2の電池消耗は10%くらいです。iPodTouchよりバッテリが大きく、画面が大きいのがメリットでしょう。600gという重さをどう考えるか、も課題ですが。
まとめ。
◉カーナビとして使う場合。
Mapfanのオフライン地図を購入して搭載。
シガーライターから電源をもらい、XGPS150アンテナでGPSデータを供給。
出発前にルート検索をしておき、出発。
道中にwi-fiスポットがあれば、そこで再検索可能。
◉山でルート案内図として使う場合
必要な地図画像を用意。
DIY GPSの有料版を搭載。
XGPS150アンテナでGPSデータを供給。
初期設定をして、ロギングを開始して出発。
リアルタイムで現在位置および通過ルートを表示。
バックグラウンドでログデータを蓄積。
帰宅後、ログデータをKMLまたはGPX形式で出力可能。
◉山でルートのログを取りたい場合
感度の良い、GPSロガーを単独で持って行くのが最善。
作成したログデータは、DIY GPSに読み込み可能。
DIY GPSでは、過去に通過した軌跡データと、現在トラッキングしている軌跡を重ねて表示可能なので、元画像に過去のルートを追加したデータをわざわざ作る必要が無い。これは便利。
ほかのソフト
ほかにもいくつか試してみましたが、私の要求に対して機能が不足していました。
あと、無料のソフトの多くは、メールアドレスの登録が必要だったり、身長や体重といったデータを入れる必要があったりして、うまくユーザーのデータを回収するようにできているものが多いです。フィットネス関係のソフトに多いですね。タダでソフトを使える反面、それなりにうまくデータを回収されているということです。良くできていますね。ただし悪質にすぎるものがあれば、App Storeから排除されるでしょうから、安心できる範囲だろうと思います。