ウチの病院には開業3年目としては不釣合いな機械があります
フジフィルム FCR XG−1と言う機械
レントゲンを写真(銀塩)方式ではなくデジタルで現像する機械です
デジタルデータとして取り扱うので後から条件を補正できるという非常に便利なシステムです
レントゲンはちゃんと読もうと思えばなかなかに奥の深いものですちょっとした条件のちがいで全く違う写真になってしまいます
デジタルにはデジタルのアナログにはアナログのいいところがあるので一長一短なのですが
実際のメリットとしては普通のレントゲンでは写りにくいものを描出したりする(特性をよく理解していないとかえって余計なお世話になってしまうこともありえますが)
ことや線量が足りない写真を補正したり(撮りなおしをしなくて済みます)できることでしょう
それでも撮影ポジションがダメだと話になりませんが・・・
この機械、私が勤務していた病院で使われていたものです
そちらのシステム入れ替えに際して師匠のご厚意でウチの病院にやってきました
しかし諸々の費用の問題などから6月に搬入してそこから今日までオブジェ状態で放置されていたのですが今日、フジフィルムメディカルの方に来ていただいて
使用に耐えることが確認されとりあえず運用を始めました
運用はしていますがまだ足りないものがあり完全にこちらにシフトすることは当分無いのですが
通常のアナログのレントゲンと併用しながら診断に役立てて行きたいと思っています


0