Shimaです。
今日は京都市交響楽団
「オーケストラディスカバリー第3回」 本番、今回のテーマは「
オーケストラとうた」
京響市民合唱団や西京極小学校合唱部ポコ・ア・ポコの皆さん、ソリストに津幡泰子さん、西村薫さん、竹田昌弘さんをお迎えしての華やかなステージでした。ナビゲーターはもちろん、すっかりおなじみの
ロザンさん
リハーサル風景
プログラム
J・ウィリアムズ:スターウォーズ「ファントムメナス」から運命の闘い
モーツァルト:レクイエムから「ラクリモーサ」
ヴェルディ:レクイエムから「サンクトゥス」
ブラームス:ドイツ・レクイエムから第4曲
ロイド=ウェッバー:レクイエムから「ホザンナ」「ピエ・イエズ」
ビゼー:カルメンより(演奏会形式)
たくさんあるレクイエムの中でもブラームスのドイツ・レクイエムは、私が一番好きな曲です

そして、この作品にはとても
初々しい青春の思い出が
ジュネーヴ音楽院に入学して、初めてのオーケストラの授業がこの
「ドイツ・レクイエム」でした。オーケストラの授業は年に何回かセッションがあり、生徒はその中から年に2回くらい参加するシステムで、各セッションとも数日間の練習の後には必ず演奏会がありました。
ドイツ・レクイエムのセッションの指揮者は、なんと
巨匠ミシェル・コルボ氏
私は2ndヴァイオリンのトップをやらせていただき、コルボ氏のオーラを全身で感じながら演奏する幸運に恵まれました。また留学したばかりで
生活の何もかもが新鮮で楽しく、オーケストラがきっかけでお友達がたくさん出来て、フランス語にもかなり慣れることができました
そして、このときの合唱団に
Mikikoが参加していたのです。
Mikikoは私よりも4歳ほど若く、このときはまだ20歳そこそこだったと思います

本当にフレッシュで一生懸命歌う姿が可愛らしく、でもジュネーヴ生活は私より2年も先輩でフランス語もペラペラで頼もしい存在でした

それまでは挨拶程度だったのですが、このレクイエムがきっかけでゆっくり話す機会ができ、それから仲良くなりました

この時の本番は特別に演奏旅行があって、生徒みんなでバスに乗って
モントルー郊外の教会で演奏会をしたのもいい思い出です。ジュネーヴの生徒は本当にみんな楽しく感じが良く、バスの中でも大盛り上がりでした
今でもドイツ・レクイエムの美しい旋律を演奏するたびに、
ジュネーヴでのキラキラした日々と、歌うMikikoの真剣なまなざしを思い出す私なのでした。