毒舌 身の上相談  気のまま雑記

今東光(こんとうこう)というお坊さんを知っていますか?
1898年横浜に生まれ、「お吟さま」で直木賞受賞された作家でしたが、出家剃髪。
1966年から平泉中尊寺の貫主をつとめられたそうです。天台宗の大僧正であり、参議院議員でもあった今東光和尚。
1977年に亡くなられました。
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Ink/4255/kotoba/kotoba.html



先日、縁あって、今東光さんの「毒舌身の上相談」を読んだ。

これは、東光和尚のもとに寄せられた相談ごとに、和尚がアドバイスを与えるという、よくある「身の上相談の本」である。
しかし、これが、なんというか、おもしろいのだ。
東光和尚の答えが、回答とかアドバイスとかを超越しているのである。
ちっとも相談の回答になっていない。
はっきりいって、ボロクソ言うている。
ここまで言うかというところまで和尚は言う。
痛快である。


例えば、23歳の男子学生からのこんな相談。

俺は大変な罪を犯してしまいました。
近所の中3の女の子を好きなのです。でも好きと言えない。
毎日その子が学校に行くのを見ているだけ。
ところが俺はその子の家にいたずら電話をかけてしまった。
それも1回や2回でなく、ここ半年、毎日毎日...。
今さら好きとは言えないし、しかもその子は俺に無関心。
でも彼女に俺が好きなんだということをわからせたい!
でももし彼女にいたずら電話のことがバレたら死んでしまう!
和尚、俺は何をしたらいいんだろう?
自首すべきなんだろうか?


それに対する今東光のアドバイス。

自首するより死んだほうがいい。
悪いことは言わん。死にな。
23歳にもなってそんな電話をかけたりするバカなら、自首するより死んだほうがいい。
自首すりゃ、恥をかくからね。
恥かくより死んだ方がいいよ。

切に自殺をお勧めいたします。



どうです?これ。
私は、わははと笑ったね。
1977年に書かれた古い本なのに、今東光さんの言葉が、新鮮なのはなぜなろう。
今の世の中なら、こういうことを書いたら、「本当にこの23歳の男性が自殺したらどうするんですか?責任とれるんですか」とか、「他人の気持ちを考えないこのような回答は、いかがなものか?」とか言うあほがおるんやろなあ。


最近、逮捕された24歳の自称「王子」のサド男がおるよね。
若い女の子を監禁して、ひどいことをしていたあほ男が。
そのクソ王子様には、今東光和尚のこの言葉を聞かせてやりたい。


親のスネ齧りのくせしやがって、チ○ポだけ発達してやがる。
そんなチ○ポ振り回さずに、スパッと切り落としちまえ!
この糞チ○ポめ!





こんなにボロクソ言う今東光和尚、それでも大勢の人が慕っていたというのは、その毒舌の裏側に愛情を感じられたからなのかもしれない。

今東光さんが、生きてらっしゃるあいだに、会ってみたかった。




今東光「毒舌身の上相談」集英社文庫
良かったら、読んでみてください。




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2006/2/2  4:43

 

ずいぶん前の記事のようでしたが、トラックバックさせていただきました。私も和尚に会ってみたかったです(緊張しちゃうと思うけど・笑) 




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