本が好きな人  気のままニュージー

今日、ロトルアに住む日本人のある方にはじめて会った。
その人と私には共通点があった。

本が好きなことである。

活字がないとそわそわする。
古い雑誌でも活字を読みたい。
雑誌は広告まで一言一句大事に読む。
本の話がしたい。
おもしろい本を読みたい。
ミステリーが好き。
ミステリーの要素が少しはいった恋愛小説も好き。
写真ばっかり載ってる雑誌を買うと損した気になる。


そうそう!そうやねん!と話が盛り上がる。


ニュージーランドでは、そんな簡単に頻繁に本が買えるわけではないので、日本人同士本を貸し借りすることがよくある。
その人が言った。
「本が好きな人に、自分の本を貸してあげるのは全然かまわないんです。」

そうそう!わかる、わかる!
好きな本を読んで「おもしろかった」「いいですねー、この文章のこういうところ」
そういう話をしたいのだ。
「でしょ?でしょ?いいでしょ?ここはどう感じた?」
そういう話がしたいのだ。

本の好きな人は、本を貸してあげても大事に扱う。
きれいに読んでくれる。
だから、貸してあげたくなる。


「本は読みますか?」と聞くと、「本は、まあまあ好きです。」
という人がいたので、「宮部みゆき、読んでみる?」とお気に入りの「模倣犯」を貸したことがある。

「おもしろかったですぅー、これ。松本清張の本でしたっけ?」といいながら返してくれた。
がっくりした。
この人には、もう自分の本は貸すまいと思った。
なぜ、がっくりしたのか。
本好きな人なら、なぜがっくりしたのかわかってくれるだろうか。


本の話ができる人にまた出会えた。
海外で暮らす本好きにとっては、貴重な存在。
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