ありえへん開店時間  気のままニュージー

写楽を幼稚園に送ったついでに、河童の夏のパジャマを買おうと思いついた。
めざすはロトルアのデパート(と言えるのかどうかわからないが)、Farmers(ファーマーズ)である。
考えてみれば、ファーマーズという店の名前もすごいね。農民達?農民のための?
ま、デパートというほど大きくもないが、衣料品中心のニュージーランド全国チェーンショップである。
日本でいうジャスコみたいなもんだろうか。サティはもうつぶれたんだっけね?
ジャスコほどいろんなものは売ってない。

さて、そのファーマーズ。午前9時に開店する。
私が店に到着したのが9時10分頃。
入り口の前に買い物客とおぼしき人たちが、5〜6人立っている。
あれ、まだ開いてないわ。
ニュージーランドではよくあることだ。
時間通りにいかない。よく待たされる。

そのまま、車の中で待つ。
入り口開かない。店員さんもいない。
店内の電灯も、ともっていない。
トイレに行きたくなってきた。またニュージーランドではよくあることなのだが、飲食店がはいっているところは別として、大手ショップにお客さん用のトイレがない。防犯上の理由だろうか。
このファーマーズも例外でなく、トイレは建物の外の公衆トイレを利用しなくてはいけない。
トイレに行きたい。
でも、9時開店のファーマーズがいったい何時に開くのか、確かめておきたい気持ちになってきた。
もう、開くだろうと思いながら、待つこと15分。
ファーマーズがオープンしたのは、9時25分であった。
若い店員のおねえちゃんが、店の奥からすーっとやってきて、入り口の自動ドアの鍵をあけて、すーっと奥に去っていった。
「お待たせしました」もなければ、「いらっしゃいませ」もない。

待っていたお客さん、10人ぐらいいただろうか。
怒るでもなく、店にはいっていく。
中には待ちくたびれて帰っていった人いた。


私はあわててトイレに行った。いったいいつ開くのだろうと変な確認心に火がついてしまったおかげで、トイレに行くのをギリギリまで我慢していた私もあほである。
我慢できる範囲の時間に開店してよかった。
公衆トイレを出て店内に向かって歩きながら、ニヤニヤと笑ってしまった。
なんなんや?この国のこのええ加減さ、ゆるさ。
日本でデパートの開店が25分遅れたら、もっと大騒ぎやろなあと思うとおもしろかった。
10時なら10時の開店時間ぴったりにデパートの扉があき、店員さんがすべて整列して「いらっしゃいませ、ようこそ」と挨拶してくれる。
ニュージーランドでのこの仕打ち(?!)からみたら、日本のお客様はまるでVIP扱いである。
時間通りに開いて「いらっしゃいませ」と言ってもらえるなんて。

他者に多くを求めすぎない。
他者を許してあげる。
それは美徳だ。
反面、このぐらいはいいだろうと自分に甘い。
ええ加減。きっちりしていない。
どちらもニュージーランド。

ニュージーランドで生活すると、我慢強くなる。
そして、ええかげんになる。
ええことなんやろか、悪いことなんやろか。

結論。
まあええか、どっちでも。楽しければ。
これがニュージーランド流。

でも、ニュージーランドでもきっちりしてる人は、ものすごいきっちりしているし、すばらしい仕事ぶりの人ももちろんたくさんいるねんで。念のため。

自分の仕事やすべきことは責任を持ってする。
でも他人に多くを求めすぎない。
日本流とニュージーランド流、それぞれのよいところ、両方をとって生きていけたらすばらしい。(小学生の作文か!)
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