これが食べたい!  気のまま雑記

これが食べたい!

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関節を手でボキっと反対に折って、ガシガシと殻をかみくだき、口の周りにいっぱい白い身をくっつけて。
酢醤油なんて必要ない。
こいつ自身の甘みだけで、わしわし食べたい。
みずみずしく、甘い、海の香りにまみれながら。
手づかみで、そして、はしでほじって。
無言で食べても、顔を見ればわかる。おいしいね、の顔。



これが食べたい!

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まずは、じっくり目で味わおう。
たまごの黄色と豆の緑、えびの赤。きれいだね。
ほんの少しを箸にのせて、ゆっくり口に運ぶ。
窓の外には、水をはった田んぼ。
陽をうけて、輝く水田をみながら、ちょっぴりちょっぴりずつ食べよう。
電車のゆれがここちよい。
ちょっとすっぱめのちらし寿司。
高校時代の剣道部の試合で負けたあと、泣きながら食べた、弁当の押し寿司を思い出す。酢がききすぎて、すっぱかった。
そう、あの試合も電車にゆられて行った。


これが食べたい!

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うるさいほどのセミの声を聞きながら、なおも静寂。
よく冷えた緑茶の苦さに、汗もひく。
和菓子の甘さと静かさは、バターやチョコでにぎやかだった心を落ち着かせてくれる。
ああ、ここに来れてよかったね。
一緒に日本に帰ってきたんだね。





ニュージーランドでは食べられない日本の食べ物。
ニュージーランドにはない日本の心。
その思い出と、いつかまた、という希望があるから、ニュージーランドでもう少しがんばれる。
ニュージーランドのいいところも見つけられる。
それは、私が日本人であったことのおかげ。
日本人であることの誇り。





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