「がんばってください」を考える  気のまま雑記

そもそも「頑張る」とはどういう意味なのか。
広辞苑によると、
(「頑張る」は当て字。「我に張る」の転)だそうだ。
1.我意を張り通す。「間違いないと頑張る」
2.どこまでも忍耐して努力する。「成功するまで頑張る」
3.ある場所を占めて動かない。「入口で頑張る」
とある。

私は、「がんばってください」という言葉があまり好きではない。
言われる機会は最近減ったが、それでも時々ある。
日本人は「がんばってください」を多用する。
別れ際に「がんばってくださいね」と言う場合が多い。

言われるたびに、なんとなく違和感を感じていた。
「がんばってるっちゅうねん、言われんでも」と思うからか。
「なにをがんばれって言うねん」とか
「そういうきみこそがんばれよ」と感じるからなのか。
もちろん、口では「ありがとうございます。」と返すのだが。

友人のおかあさんが末期癌で入院していたとき、見舞いに来る人はみんな口をそろえて「がんばって」と励ました。
そのときに、その友人の母は、
「がんばってって言わんとって欲しい。私はこんなにがんばっているのに。これ以上がんばられへん」と泣いたらしい。
「がんばって」という言葉は、時として残酷だ。

自分の好きなスポーツ選手や芸能人に会ったとき、ファンは必ずこういう。
「がんばってください!」
これこそ、プロ選手やプロのエンターテイナーにとって失礼ではないか?
「がんばれ」て。
それこそ、「きみに言われんでもがんばるっちゅうねん!」である。

「がんばってください」以外になんかないのか?

例えば好きなプロスポーツ選手に会う機会があったとしよう。
「がんばってください」以外になんと声をかけたらいいのか。
「応援しています。」
「怪我をしないようにしてください。」
「今度の試合、楽しみにしています。」
「大好きです。」
いろいろあるがそのあとに、しめの言葉として、「がんばってください」と言ってしまう。
日本人がいう「がんばって」は、別れのあいさつの一つなのである。
上にたって下のものを激励する言葉でもある。
憧れの人に好意をもって「応援してます」という意味でもある。
「じゃあね、またね」の意味でもあろう。
つまり、日本人がいう「がんばって」にはそんなにたいした意味はないのだ。

「がんばってください」と簡単に言っていいのか?
がんばってる人に「がんばってください」は失礼だ。
そもそもなんで「がんばらな」あかんのか?
がんばらなくてもいいのではないか?


意味のない「がんばって」をやめようと私は思った。
「がんばってください」のかわりに他の言葉をつかうことを、がんばってみよう。



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