『やまのディスコ』
全ページ極彩色で描き込まれたたイラストにぶっ飛んだストーリーが絶妙にマッチした素晴らしい作品です。
山で一番のオシャレな「シロウマのみねこさん」と「ヤギのさんきちくん」は
「クマのたいしょう」が新規オープンさせた山のディスコへとバイクにまたがりさっそうと出かけていきます。
栗の実10コで入場すると蜂の巣のミラーボールが飾られたディスコはさまざまな動物達が集まり大盛況です。
ロックンロールバンドの演奏に合わせてみねこさんが踊りはじめると、
みんなもつられてノリノリになります。
その時ちょっとしたハプニングが起こりやがて大惨事に発展してしまいます。ってなお話。
隅々まで描き込まれたイラストは迫力満点で、
とくに「よしおくんのおとうさん」がディスコに乱入してくるシーンは戦慄が走ります。(1989年2月初版)
『おばけドライブ』
こっちは2003年に発表された作品だけあり、イラストがさらに昇華し迫力が増してます。
ストーリーはというと、もう完全にイっちゃってます。
へいざくんがだんご坂下のタバコ屋さんで「おばけ宝くじ」を買って
一等賞のスポーツカーをゲットするところから無間地獄が始まります。
ストーリーが凄まじい程の疾走感で展開しドキドキ!
BGMにはMC5が合いそうです。
イラストは緻密さが抑えられ、多少ラフな感じに仕上がっているところが
スピード感のあるストーリーにマッチしてコレまたよいのです。
ススキ"サイケデリック”コージ画伯。御歳5ジュウン歳。
このサイケな感覚はやはり実体験に基づいているんだろうなと勝手に納得しています。(2003年8月初版)
※以前、俺自身が某フリーペーパーに書いた原稿に加筆修正しました。文責;徳澄

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