はぁ〜い

皆さん、お久しぶりんこ
あれ?
もう日記更新するの諦めたんじゃなかったの?
と思ってたそこのあなた

!!!!
あ。ま。い。
蛇のようにしつこく私は更新していきますよ
さてさて、アルバミンチという町にやってきました
久々の文明(というほどの物でもないけど)に触れ、たまたまやってたビールフェスタに参戦することに。
余談だけど、ここエチオピアは以外にもビール天国なんです


その話はまた今度しますね!乞うご期待
そこで美人のお姉さんとその取り巻きの男の子達と意気投合してビール飲んでたら、明日あるドルゼ村のマーケットに誘われました

。
美人のお姉さま一人に5人の男性取り巻きが!
ヨーロッパ圏でたまに見かけるタワービールがこんな所に!
何でもその内の一人がドルゼで宿をやっているらしく、せっかくなので行ってみることに

。
宿のお母さんにインジェラ焼かさせてもらったり
民族衣装きせてもらったり
部屋も個室でちょ〜かわいいし
これが実はこの辺りの伝統的な家の形
めちゃくちゃ食べるの躊躇したけど、生肉もユッケみたいで激ウマだし
本当に生のまんま食べる
お兄さんが絞めたての肉を切り分けてくれます
なんて素敵な所なんだ〜

、なんて思ってたんです。
この時まではっっ
!!!!
友達になったエチオピア人達と一緒にさっそく村のマーケットに行ってみました。
ここら辺は白が神聖な色みたいで、皆、日よけも兼ねて白い布をまとっています。
水タバコ吸わせてくれた
ぶらっとマーケットを一周した後、昼間っから飲みに行こうぜって事になって地元の飲み屋さんへ
高級ハチミツ酒、タッジ。フラスコで飲みます。
昼間にも関わらずたくさんの男の人たちがお酒をたしなんでいます
楽しかったんだけど、ちょっと外をぶらぶらしたかった私が
「ぷらっとマーケットを周ってくるね」と言うと
「一人で大丈夫?」
「気を付けて周るんだよ」
とえらい心配のされようです。
さっき一緒に周ってた限りでは皆親切で、まだ昼間だし、何も取られるような貴重品も持ってなかったので
「だいじょ〜ぶ、大丈夫!ちらっと近く周ってくるだけだから」
と町中に出ていきました。
しかし、これが大きな間違いだったのです!!
さっきと同じようにブラブラしていると、14〜16歳位の女の子達が近寄ってきました

。
何か話しかけてくるんだけど、現地語なんて分かるはずがありません。
適当にあしらってどこかに行こうとすると、何がおかしいのか私を指さしながらゲラゲラ笑っています。
カチーン
ときたけど、かおりは大人。
無視して行こうとすると、服をひっぱり何かをしきりに指さします。
どうやらこれらを買えと言っているようなのです

。
どう考えても要らない物なので
「NO〜NO〜ノーサンキューね。私イラナイ

。」
と、いんちき中国人のような口調に身振り手振りを加えながら断るが、彼女たちはしつこく買え買え言ってくる。
何を言っても聞いてくれそうにないので、その場を去ろうとすると
ぐわしぃ
!!
あっという間に手足を捕まれ、
「おらっ!買えっつてんだろ〜が!てめぇ、さっさと買いやがれ
」
と、頭を掴まれ無理やり地面にある商品に顔を押し付けられたのです!!
少女といえど、多勢に無勢。
手足を捕まれ頭を押さえられた私は身の動かしようがありません。
イメージするとこんな感じ
わ・す・れ・て・た〜

そう、親切な人に会って忘れてたけど、
ここはうざくて有名な国、エチオピア。
さっきは地元の名士の友人たちと歩いていたから愛想がよかったが、今の私は非力でか弱いロンリーgirl

。
どんなに振りほどこうとしても振りほどけるどころか、どんどん腕を締め上げられます。
そんな時、私の頭の中を走馬灯の様にエチオピアでの辛い日々が駆け巡って行きました。
食べれるものが物が無くコーラですごした数日間、バスでは痴漢に、トイレはゴキブリの巣窟で、バスですれ違った道端にいた子供にはファックユーと罵られ、公共交通機関が無いばかりにローリーの運転手に高額のお金を払いつつ途中で置き去りにされないよう機嫌をとり続ける日々・・・。
ふと涙が浮かんでも、おかしくないじゃぁあ〜りませんか
そんな私の表情を見た女の子の一人が
「こいつ泣き出しそうだぜ。うける〜w!」
と言った途端、
一同大爆笑
一体何がおかしいんだ、この小娘共っ!
言ってみろ!
答えてみろ!!
Twitter文字数、140文字以内でつぶやいてみろ!!!
あまりにも無反応になった私に飽きたのか、次第に女の子たちは居なくなり、一人になりたかった私はマーケットから離れ静かになれる場所を探しに行きました。
ところが
ついてくる。
ついてくる。
ついてくる。
どこに行こうと地元人が代わる代わるついてきて一人になれそうもありません

。
諦めて宿に向かっていると、後ろから声をかけられました。
数人の子供たちが、何故か誰も乗っていない車椅子を一台押しながら私の方に向かってきます。
疲れていたのとニヤニヤ笑いながら近づいてくるのがあの子達と重なって、私が無視して歩いていこうとすると
「何こいつ、無視してんの。」
と大爆笑

。
一体何がそんなにおかしいんでしょう?
「無視すんじゃね〜よ、姉ちゃん」
と言って、次は車椅子を引いてる女の子が私の前に回りこんで、行く手を阻もうとしてきます
しかもしつこい。
さすがにカチンときて、
「疲れてんのよ。どいてよ

!」
と、日本語で怒鳴ると、
本日一番の大爆笑
一体こいつらは何がおかしいんだ?
こっちは真剣に怒っているんだ

と、きりきりしている私の脳裏に、以前エチオピアに行った事のある友人の言葉がよみがえりました。
「彼らには無視しても怒っても駄目。その反応が楽しいんだから。
適当に相手してあしらうのが一番よ。」
そ・う・だ・っ・た
もっと早くに動いておくれ、私のシナプス神経

!!
と、自分の記憶力を呪いながら、
軽くですよ?
ほんの軽く。
車椅子を押しのけて前に進もうとすると、皆、
大激怒
!
私の方がよっっぽど怒りたい気分だっちゅ〜の

やっと一人になれた私は、宿の前の丘に登って夕日を眺めていました。
ああ、やっぱり自然はいいなあ

雄大な自然と夕日を写真に撮っていると、後ろから声をかけられました。
「お姉ちゃん、今写真撮ってたでしょ。お金
払ってよ!」
はぁ〜

??
「私はただ景色撮ってただけよ!あんたらなんて一切撮ってないし。
自然撮ってただけで何でお金払わなきゃなんないのよ!しかもあんたに

!!」
と日本語でまくしたてると、パシリらしき少年は後ろで見ていたリーダーらしき少年たちのもとへ大人しく戻って行きました。
せっかく気分をリフレッシュして自然の美しさに感動していた所なのに、完全に鼻を折られた私が宿に戻ろうと歩いていると、急にえーんえーんと泣き声が。
どうやらせっかくのカモからお金を取ってこれなかった少年がリーダーに怒られてしまったようです。
すると、その中の少年の一人が私の方に走ってきて言いました。
「あんたが金くれないからあいつは泣いたんだ。お前が泣かしたんだ!責任とって金払えよ!」
・・・・・ワタシモナイテモ、イイデスカ?

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