
チャン、チャラララチャララン♫チャン、チャララララララン
♫

皆さん、明けましておめでとうございます


気付けばもう2012年。
エチオピア篇でまさかの一年越しになっているブログ・・・。
えぇ〜い!!構わないんだもん♫
私は私のペースで書くんだもん

と言うことで、そろそろ終わりに近づいたエチオピア篇のお話です

色々大変な事が満載のエチオピアだけど、特に疲れる事。
それは
「バスorローリーの交渉
」。
※これはあくまで刻みながら北上する時のお話。
大きな町から大きな町の移動や、南下してきた人はそんな事言ってなかったから、旅の参考にしている人は気を付けてね✩
エチオピアのバス

それはアフリカのバスの例にたがわず、夜中に出発します


しかし、他の国と違うところ。
それは
現地人との、席・と・り・合・戦



午前4時。
暗闇の中から、道へ、一人、二人と黒い影が動き出します。
午前4時半。
黒い影は蠢く無数のアリのように一箇所に集まり出しました。
午前5時。
ばーんっ
!!鉄格子のケージが空くと、黒い影たちは一斉に目的のバスに向けて走り出しました

!
どこを向いても走り回る
人、人、人、人!!!そう、エチオピアのバス。
それは争奪、下克上。サバイバル感満載の生き残りゲームなのです
!!
とりあえず私達はどのバスがどこに行くかも分からない

。
ゲートが開く前に、現地の人に聞いたりして大体の目星は付けているのだけど、
例えば、そのバスに着いて「これ、アルバミンチ行く?」と聞くと、
ある人は
「行く。これがアルバミンチ行きだ!」
と言い、ある人は
「違う。これはシャシャマネ行きだ!」
と言う。またある人は、
「違う違う。あれがアルバミンチ行きだ!」と教えてくれるが、
行ってみると結局同じ問答を繰り返す事になる

。
結局色んな意見の内、一番多い意見が正解だろうと乗り込むしかない

。
が、時既に遅し

。
もちろん席はありません

。
運良く最初の一台で目的のバスに着いた時。
しかし既にそこには
席取りBOY達がいたのです
彼らは荷物も持たず、
且つ、黒人特有の身体能力を駆使し、
そして、ゲート開放と同時にバスへDash

そして席をいくつも独り占めするのです

何の為に?
そう、
彼らの職業は
セ・キ・ヲ・ト・ル・コ・ト
そしてその席に座る権利を売るのです

。
いや〜、エチオピアならでわの商売だわw
仕方ないので交渉してみます。
しかし、ジンカの時もそうだったんだけど、彼らは前日チケットや席をなかなか私達には売ってくれない


。
けどそんな事を言っていては、また明日のバスを待つことになってしまいます。
明日あればいいけど、
週1回しか出ないバスなら1週間また待たなければならない。いや、無理、ムリ、無理っす〜
ホント o(゚Д゚)っ モムーリ!
法外な値段交渉

の末、やっと席をGetしたと致しましょう。
しかし、
そこからまた新たな戦いが始まるのです
。
「ここは俺が座るんだ!外人はどけっ
!!」
と、ジャイアン並みのわがままっぷりをみせ、私から席を奪い取ろうとするエチオピア人がやってきました。
冗談じゃない。
こっちは現地人の何十〜倍もの金払って席とっとんねんっ
!!どいてなるものかと必死に抵抗しますが、
席買ってるのを見ていた前後の客までもが地元民の味方をし始め、どけどけコールが始まりだしました。
まさにアウェー

しか〜し!
そんなのに負けるヤワなかおりではありません


!
大声で怒鳴りながら、なりふり構わず応戦します

。
「ここは私の席だし、金だって払ってんのよ!何であんたに席譲んなきゃなんないのっ

!!」
す・る・と!
キタ━━━(゚∀゚)━━━
!!
噂に聞いていた、強行突破

!
バッグ引っ張りあい、つかみ合い

どけどけどけぇ〜い!!
っと、ノブコブの吉村並みの破天荒ぶりで私をバックごとどけようと力を入れてきます。
必死で抵抗するか弱い私

ああ、そういえばメキシコで会った旅人が、エチオピアのバスでの席の取り合いでバック引きちぎられたって言ってたな・・・・。と、頭の隅で思い出しながらも、何とか席を死守することが出来ました


。
しかし
!戦いはこれでは終わらなかったのです。
第二章に続く



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