結局バスで国境の町、ムタレへ(笑)

おおぉおおおおお!!
食材があ・るぅ〜〜
ああ、久々に物が並んでる陳列棚です

。
物があるってす・て・き

おおぉぉおおおおぉ!!
久々みる白・人(もしやツーリスト!?)
おおおおおぉぉぉぉぉおお!!!!
久々のお・ふ・ろ


ここ、ムタレは首都のハラレよりよっぽど豊か
国境の町は活気があるものだけど、今回ほどありがたかったことはありません!
しかも町の中心から歩いて15分位のダムでは象などが水を飲む姿も見られます。
さすがアフリカ
ここで泊まった宿のオーナーは白人さん。
久々の白人さん

(ちなみにここのオーナーにもジンバブエに何しに来たの?って聞かれた

)
お手伝いさんは黒人のお母さん。
小さな赤ちゃんがいるその黒人のお母さんがお手伝いとして働く代わりに、一家総出で宿の横に住んでいます。
シャイな赤ちゃんだったな〜
黒人お母さんとはしばらく滞在するうちに仲良くなって、色んな話をするようになりました。
その中の会話の一つ。
ハラレでもだけど、ここムタレでも、時々町で異常なほどの黒人の群れを見かけます。
本当に異常なほど。
何かに群がる黒人たち
ずっと気になってたんだ〜。お母さんに聞いてみよう

!
「ねえねえお母さん、あの人だかりってなあに?何かあるの??」
「あれは銀行に並んでるのよ、みんな。」
「何で

!?毎日の様に並んでるじゃん。しかもありえない位の人たちが

!」
そしてお母さんは答えました。
「知ってる?ここジンバブエでは毎日の様にお金の価値が変わるの。
だから皆毎日レートをチェックして、1週間後に値が変わるなら一週間分だけドルを両替するのよ。
そうしないと今まで家族全員の食費を賄えてた金額が、一人が食べていくのも難しい小銭位の価値になってしまうの。
お金持ちはいいわ。
米ドルでお金が入るから。
けど、私たちの様な貧乏人はお給料をジンバブエドルでしかもらえない・・・。
昨日もまたドルが変動したのよ。
もう野菜すら買えないわ。
これから先どうしたらいいのか・・・。」
そう言ってお母さんは泣き出しました

。
いつも明るいお母さん。
幼子を抱えたお母さん。
近代的な街並みに隠れてしまってるこの国の現実が、少し見えた気がしました。
私が滞在してた1週間の間だけでも、例えば1ドル=100万ジンバブエドルだったのが、3日後には300万ジンバブエドル、7日後には1000万ジンバブエドル(ごめん、正確な数字は忘れたので例えとして)位の勢いで変動してました。
これって例えば100円で買ってたお米が1週間後には1000円出さないと変えなくなるって事。
10人全員お茶碗1杯づつのご飯が食べれたのが、1週間後には1杯のご飯を10人で分けなければいけないって事。
そう考えるとこのインフレ現象がどれだけ深刻な問題なのかがよく分かる。
もともとは自分たちの土地を取り戻そうとしただけなんだけどね。
(ムガベの個人的な事情があったにしろ)
黒人(原住民)の権利を取り戻すため白人を追い出したのはいいけど、農業技術も何も引き継がないまま追い出しちゃったもんだから、農業国として栄えてたのにみるみる崩壊。
世界ワーストのインフレ国家になっちゃたんだよね。
そういえばオーストラリアの農場で働いてた時いた白人、出身地はジンバブエって言ってたな〜!
まさに追い出された白人だったのね!!
今の私には何も出来ないけれど、お母さんたち一家の生活が少しでもよくなって、赤ちゃんも無事に成長して、お母さんも素敵な旦那さんと再婚して、幸せになってほしいな

。
お母さんたち一家
お母さん、1週間色々ありがとう
ジンバブエWiki まじありえん!!っていう興味深い国だから時間があったら見てみてね
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%96%E3%82%A8#.E7.8B.AC.E7.AB.8B

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