皆さん、オカバンゴデルタって知ってますか?
ええ、あたしゃぁオカバンゴのオの字も聞いたことなかったんですがね、それがなかなか良い所なんですよ。げへへ。
オカバンゴデルタは海に出ることのない、湿原の川です。
最終的に、水は乾燥した空気に蒸発するか、カラハリ砂漠に吸い込まれていきます。
その緑の豊富さと美しさから「カラハリの宝石」とも称えられるそうです。
ここでの交通は、モコロと言う小さな丸木舟になります。
もう「モコロ」っていう響きだけで胸キュンぽいんと♡
湿原の間をそのモコロで掻き分け進み、キャンプが出来そうな陸地に向かいます。
キャンプ地。
その間は蓮の花が咲き乱れ、とてもきれい。
漕ぐのは船頭さん(ポーラー)に任せてのんびりんこ。
ちょっと暑いけど、優雅なひと時です。
オージーの新婚さん。
この人がコックさん。いいやつなんだ♪
空も美しい。
テントを張ったら早速ウォーキングサファリへ。
ここ、オカバンゴデルタは他のサファリとは違い、歩きながら自然を身近に感じることが出来るウォーキングサファリで有名です。
カピバラの群れ。こっちが気になるみたいで、様子を伺っています。
まずは肉食獣などにあった時の為の、対処法のレクチャーです♡
って、大丈夫なの((;゚Д゚))!?
シマウマも近い!
頼りない対処法を聞き終え、いよいよウォーキングサファリへ出発!
って言っても、ウォーキングサファリは徒歩なのでそんなに動物に会えるわけじゃない。
近くに寄れるわけでもない。
ただ、自然を間近に感じ、動物たちと同じ目線で見ることが出来ます。
たまにはこんなサファリもいいさね。
不思議な空の色でしょ。
あぁあぁぁ〜〜〜〜〜!!!!
あ、あれがあるぅ〜!
ついこの前読んだ、竹内久美子さん著の「そんなバカな!」に出てきたアリ塚が!!
うわぁー本物だ。ちょっと感激。
この巨大な巣を作るアリさんたちは、なんと自分たちで、きのこを栽培しながら暮らしているんです。
巨大な巣は何十層にも分かれています。
菌を発酵させ温度を上げたり、地下水で湿っている土があるところまで穴を掘り、水を蒸散させることで温度を下げ、塚内の温度は常に一定に保たれています。
それによって、常にきのこを栽培(=食糧確保)することも可能なのです。
なんて頭がいいアリさんなの!
ここ、オカバンゴデルタはこのアリさんのアリ塚があっちこっちに、にょっきにょき☆
しかも本も最近読んだばかりだったので、つい興奮してしまいました。
このアリは地元民には大ご馳走らしく、何かお祝い事がある時など、塚の一部を破壊し、夜に近くでライトを照らして、それに寄ってきた所を捕まえて皆で食べるんだそうです。
ちなみにこのきのこは人間でも食べれるそうです。
アリクイに食べられてしまったアリ塚。穴、大きかった〜。
夜はポーラー達のダンスショー。
この完成のしてなさぶりが面白かったけど、蚊が多くてマラリアになりそうなので早急に退散することに。
その時・・・!
「ぎゃ〜〜〜!!!!!」
天をつんざく様な叫び声が!
何事かと思って見てみると、アメリカ人のモニカと、ブリトニーとベッキー(似で、それを更に100キロ位太らせた感じの欧米人2人)がすごい形相で駆け戻ってきます。
このキャンプ場はトイレが無いので、奥に穴を掘って、そこを簡易トイレにしているのですが、そこに蛇らしきものがいたらしいのです。
3人共パニックになってて、モニカなんて泣き出しています。
おいおい、モニカー。
ここはアフリカなんだぜ?そりゃあ、蛇くらいいるさ。
まだ、ライオンとか肉食獣じゃないだけよかったじゃん。
・・・と思いながら、一人で茂みの奥のトイレへ向かって行く私。
もしかして、私がたくましくなっただけなのかしら?
夕方はモコロに乗ってカバを見に行きます。
カバ
夕日のデルタも美しい。
次の日も早起きしてウォーキングサファリへ。
この時のガイドが最悪で、なぜか他の組と分かれてどんどん動物のいないほうに行く。
「ほら、あそこに見えるだろ!」って、アフリカ人の視力がないと見れないっつーの(╬☉д⊙)
カバの骨。
バッファローの骨。
と、その時!
きりんだぁ〜♡
もちろん、今までもきりんを見たことはあったけど、車じゃない分(目線が低い分)、迫力〜!
そしてきりんと一緒の大地を踏みしめて見詰め合える。
これがウォーキングサファリの醍醐味なのね!!
きりんは本当に美しい動物。もっと見ていたかったけど、気付かれて逃げられてしまいました。
動物は沢山見れなかったけど、いつもと違うサファリと、サファリ抜きでも美しい自然。
とても素敵なオカバンゴデルタでした♡

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