命のかたち…心のかたち…つちびと作家　可南ギャラリー

2017/6/5

何度もつちびと展をさせていただき、

この秋も個展を開くワイアートとのお付き合いの初めは・・

２０１０年、突然、ワイアートさんから個展のご依頼のお電話がかかってきて・・

初めてつちびと展をさせていただいたことに始まった

そして、なぜワイアートさんが私に白羽の矢を立ててくださったかというと、

それより何年も前にご依頼を受けて阪急３番街のウィンドーギャラリーにつちびと達を展示していたことがあって、

その資料をたまたま作家を探していたワイアートさんがご覧になったからだという

人の縁は不思議だ

繋がってしまうと当たり前に思ってしまいがちだが・・もとをただせば奇跡に近い

そういえば・・その時の個展タイトルは

『キセキ』

そして・・今とは雰囲気の違うつちびと達をたくさん展示した

これも・・その一つ

『受容』

しみじみとその言葉の意味を噛みしめる

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当時・・私は、基本自分の為につちびとを作っていた

そして・・買っていただくということをあまり考えていなかったし

なにより・・今より若かったから筋力もあった

今できないことができた部分もあるし

逆に、かつては出来なくて、今だからできることもある

だよね

私は・・意識がある時間は、テレビの音がないと不安になる

で・・制作の時も、熟睡するまでもつけっぱなし

ある時、うつらうつらしていてほとんど眠っているような状態で

ある言葉が聞こえてきた

何の番組で・・誰が言ったのかはわからない

もしかしたら夢を見ていただけかもしれないが・・・

妙にその時の言葉が残っている

「発達障害とは、発達しすぎ障害だ」

私は・・その診断をされたわけではないが

娘曰く・・たぶんお母さんはそうだろうと言う

そして・・私も渋々納得している

そんな私だから・・そのテレビの言葉は・・救いに思えた

この人付き合いの不器用さも

ひとつのことしか見えないことも

整理整頓ができないことも

発達しすぎ障害のせいだと自分に言ってやれたら少しは楽になる

贅沢は言わないよ

マイナスに人と違うとしても、できることをひとつだけ残してくださった

なにものにも引き換えにできないほどのたった一つのこと

それだけで御の字だ

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