命のかたち…心のかたち…つちびと作家 可南ギャラリー
2016/11/30
「新作「命の団子」、さらに」
ねこ団子ならぬ命の団子
さらに続きを・・
まだまだ・・荒いものの
子どもと猫、合計3人
それらのつちびとを、もっとちゃんと完成させて
さらに・・新たな団子メンバーも作りたいと思っています
道のりは・・まだまだ・・遠そうです
すでに成形の完成した2つを眺めながら制作を続けていると
この10年という年月を費やした結果による・・つちびと制作への姿勢の変化を感じます
丁寧になったなあって・・
最後の最後まで・・手を抜くことなく
自分のイメージにたどりつくまで・・・こだわる・・あきらめない
そのご褒美として・・誰かに伝わる言葉には表せない何かよ生まれてこい!と願っています
小さな小さな戦いですが・・私・・自分相手に戦っているつもり
さあ・・明日も・・がんばるぞお〜
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2016/11/29
「新作「命の団子」への1歩」
冬が近づいてくると・・眠る時、家猫同士の距離が微妙に近くなる
今いてくれる2匹は まだ引っ付いて眠ることはないが
かつていてくれた猫たちの何匹かは・・寒くなると引っ付いて眠る仔たちがいて・・
そんな状態を・・私は猫団子と呼んだりもした
とくに・・見野山で暮らした年月は・・狭いベッドに・・みんなで眠った
ショコラはふうとひっつき・・
ジュニアとちゃーも・・近づいている
でも・・もう・・みんな・・居ないんだよな
だから・・3作目は・・
猫団子ならぬ・・命の団子
まだ・・中心となる人だけの形が見えてきた
まだまだ…ほかのメンバーも作らないといけないし・・
完成までの道のりは・・かなり遠そうだ
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2016/11/28
「明と暗」
宮城のグリーンひるずでのつちびと展が・・本日で終了しました
クロージングに際して、素敵なパントマイムで、
今日の日を忘れられないものにしてくださった森文子さん
そんな森さんの搬出の際の想い・・一部抜粋させていただきます
「受け取ってくださった方々の ふんわりと やわらかな 笑顔の余韻を 感じつつ
パネルを 1枚 1枚 はずしていった
見えない りぼんのような
なにかが ふと 頬を撫でたようだった
あの感覚は なんなんだろう?
もしかしたら いまはここになくても 確かに受け継がれている 思い…たましひ…とか
言えるようなものかもしれないな」
おんなじような想いを・・私も繋げていけたらいいな
私は・・今日現場にいたわけではないのに・・人の優しさにいっぱいふれた気がした
心がポカポカした
なのに・・
まったく話は変わるのだが
先日、携帯にメールが来て
「アドレス変わったよ〜
すっかり冬になったから、また一緒にお鍋でも食べに行こう
連絡待ってるよ」
と書かれていた
ただ・・名前が書かれていなかったので
書き忘れたかなと思い当たる友人に確認
でも・・その友人はメールしていないというから
・・いやだな
少しさみしさを感じていたこの頃だったから
お鍋一緒に食べに行こうというメール
少しうれしかったのにな
返信しないでよかったと思って・・そのメールを削除した
そしたら今日・・
また・・同じアドレスからメールが届いた
「体調くずしてるのかな、大丈夫?
体、ゆっくり治してからでいいから、連絡待ってるね」
このメールを書いた人は・・どんな気持ちでこんなメールを送っているのだろう
返信したら・・なにが起こるのだろう
たぶん、不審メールだろうと、思っているくせに
あまりに優しい文面に
もし万が一・・別の友人からだったら悪いと思って
その友人にも メール送ってないかと尋ねてしまった
馬鹿だよね・・私
宮城のことがあった後だったからよけい
人間って・・本当にいろいろなんだよなあ
ピンから・・キリまで
そんないろんな種類の人間のいる世界で・・生きているのだなあと
今更ながら・・感じた
でも・・だからこそ
だったらいいなあの世界を
居たらいいなぁの人たちを
つちびとで・・作っていこうと思うんだ
3つ目の新作に取り掛かりました♪
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2016/11/27
「終わりは始まり」
1年前の今頃は、堺市のぎゃらりいホンダと宮城県の斎理屋敷での展示会が同時進行していた
初めての東北での個展
あれから1年たったのだと思うと・・時の過ぎゆくのは驚くほど速いなあと思う
そして・・その後も・・つちびとのパネル達は関西、関東、東北を行ったり来たり
実は・・今も 仙台の 八木山辺り、緑ヶ丘の「green ひるず」さんで
パネルは展示していただいていて
いよいよ・・明日その最終日を迎えます
そのクロージングを記念して・・明日13時より森文子さんのパントマイムが行われるそうです
ほんとうに素敵なパントマイムなので、ご都合のつく方は、ぜひ足を運んでくださいね
森さんがご自身のフェイスブックに書かれた言葉を一部引用させていただくと
「わたくしのパフォーマンス観てください!というよりも
ここに 訪れてくれたであろう方に
あたためてくださった 作品のパネルたちに
うみだしてくれた つちびと 可南さんに
場所を ひらいてくださった green ひるずさんに
ここに至るまでに 出逢った 命たちに
ありがとうの思いを
祈るみたいに
地鎮祭?鎮魂祭みたいな気持ちで…
『パントマイムエチュード〜旅〜』
『夕やけこやけ』
『とある いのちの こと』
パントマイム小品 3つほど
お時間合いましたら
どうぞ
お食事も お茶も 人も 素敵に 心地よいところですよぅ」
とのことです
私自身が・・2作目のつちびとを作ったとき・・鎮魂ということを感じていたので
森さんのこの言葉は・・よけい心に沁みました
今後・・つちびとパネル達がどのような役割を果たせるか
予想もつきませんが・・何かこれからもできたらいいなあと思っています
いいアイディアがあったら、教えてくださいね
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2016/11/26
「今だから、気づくこと」
先日行った歯医者で熱帯魚を見かけて思い出したことがある
かつて・・淋しそうだった母に 瓶に入ったグッピーをプレゼントしたことを・・
同じ頃、生きる楽しみを、何とか母に見つけてもらえたらと
図書館に連れて行ったりもした
でも・・今なら・・わかる
私が自分の生活の潤いとなることと、母が喜びを感じることが同じではなかったことが・・
ねこが苦手だったことは承知していたので・・猫を勧めたりはしなかったが
それでも傍に自分が面倒を見なければいけないものが居てくれることで
生きる張りができればと母にプレゼントしたグッピー
でも・・その後、母からグッピーのことに触れる会話はなく
母にもグッピーにも・・考えの浅いことをしてしまったのだなあと
今になったら 思う
老いていって
自分の目に入る空間に誰も存在しない生活で
人はさびしさを どう紛らわしたらいいのだろう
寂しいと感じている人の心に
すこしでも ともせる灯りは・・あるのだろうか
自分自身が・・その身になって
しみじみと考える
かつてセルロイドの人形を我が子のように抱いていたおば
そして、そんな抱くものすら見つけられず
長い年月を施設で送った母
私は・・これからの年月を どう過ごすのだろう
作るために あえて孤独は受け入れる
でも・・寂しいと感じる心は 誰よりも残っていて・・
だから・・傍にいてくれるふさふさの仔達・・キミたちが頼りだよ
これからも・・いや これからは・・もっと
よろしくたのむね
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つちびと作家 可南
陶器の人形…つちびと。
人の形ではなく、「心」のかたちを作りたいと思っています。
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