命のかたち…心のかたち…つちびと作家　可南ギャラリー

2014/3/3

今日は、ひな祭りだねぇ～

でも・・年齢のせいか、仕事のせいか

自分は　男女のボーダーラインにいるような気がする

先日も・・男女関係なく気の合うもの同士で集まったエリンギの会で

食べたり飲んだりしながら・・おしゃべりをした

たっぷり飲んで・・たっぷり食べて

話はなぜか・・今の危うい日本のあり方の話になった

そして・・どこからどう繋がったか憶えていないのだが、私に

「国を変える作品とか、世界を変える作品とか作りたいと思わない？」と質問が飛び

別の友人が

「確かに・・初期の可南ちゃんの作品のほうが、そういったメッセージ性は強いよね」と

会話は続いた

そのことについて・・

ゆるい形で表現しているけど・・芯のところは変わっていないってなことを
酔っ払いながら私も答えたような気がするが

なんだか・・本当に言いたかったことをいえなかった気がする

そんな喉に骨の引っかかった状態だったのだが

昨日・・東京の友人と長電話をしていて

ドリアン助川さんも出演された

『ろうそくの炎がささやく言葉』という朗読会で話題にのぼったエミリー・ディキンソンさんの「ひとつの心が…」という詩を

電話元で友人が朗読して・・聞かせてくれた

「ひとつの心が…」

ひとつの心がやぶれるのを止められるなら
無駄に生きたことにはならない

ひとつの生の痛みを和らげられるなら
ひとつの痛みを冷やせるなら

気を失いかけたコマドリを助けて
巣に戻してやれるなら

無駄に生きたことにはならない。

この詩を聞きながら・・私は涙を流していた

エリンギの会で伝えたくて・・でも言葉にならなかったことが

この詩の中に詰まっていた

わたしは・・

たったひとつの・・やぶれそうな心や・・抱える生の痛み・・・気を失いそうなコマドリ

その視野に立つようになっている

そして・・それは・・世界を変えたいと思っていないのではなく

その先こそに・・変わる世界があると・・たぶん思っているのだろう

人が・・生きている間に・・できることなんてたかが知れている

そして・・それぞれに似合うやり方のようなものがあると思っている

つちびと達の役目は・・・

そして・・私の目指すことは・・小さな小さなところから始まる

私の出会える・・表情のわかる範囲から始まる

メッセージ性の強かったといわれた初期の頃に作った『非戦』というつちびとに

「優しさだけが・・何かを変える武器・・そう信じたい」というのがある

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作るつちびとが変わっても・・焦点を絞っても

私の想いは・・・ちっとも変わっちゃいないんだよなあ

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♪♪♪
お知らせ

可南つちびと展　『イノチの消息』

２０１４年５月１５日(木)～３１日(土)まで

AM１１：００～PM６：００...

ぎゃらりーホンダ　堺市中区深井沢町3134
　　　　　　　　　　　ＴＥＬ　072-278-3381　

会期中の５月下旬、ドリアン助川さんのライブも計画中

タグ：つちびと　陶芸　人形

投稿者: 可南

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