命のかたち…心のかたち…つちびと作家　可南ギャラリー

2011/3/20

「菜の花」　　

私の場合・・・個人的なちっぽけな再生です

今回の災害とは比べようもないほど小さいこと

しかも・・・まだ、再生途上です

それでも
この４年間で私が経験した事は　少しは私を変えてくれたような気がします

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先日、ある都市にに行く事がありました

この春の期間中・・毎年　そこの役所の前には一面の菜の花が咲いています

私は　その当時、抱えている問題の解決の為

繰り返して、その都市に行くことがありました

ぶっちゃけた話・・・そこに　行くのは

１人では行けない状態でした

知人や友人達に、行きも帰りも付き添ってもらいました

それでも・・・心穏やかでなく・・・恐怖心を感じていました

一面の菜の花があった時期にも・・・何度かそこを通ったにも関わらず

ちゃんとした記憶がありません

それが・・・先日

その菜の花の前を通った時・・・

初めて・・その菜の花を・・きれい！と思えました

携帯ですが・・その菜の花の写真を撮りました

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私の中で・・その当時抱えていた問題が・・すっかり消え去ったわけではありません

形は解決しても

心の中で・・消えていない事もあります

それでも・・・

菜の花が・・・美しいと思えた

終わらぬことは・・ないのです

被災された方達にとって・・何の説得力もない言葉かもしれません

絶望や悲しみや恐怖・・・私の事とは比べものにならないでしょう

それでも・・・いつか・・・きっと

菜の花が、美しいと思え

桜を　愛でれる日が来てほしい

私は・・・この４年間で・・・少しずつ

再生に向かっていると思っています

まだまだ・・・だけど

たとえ・・・時間はかかっても

終わらぬ事は・・・ないと

自分に　言い聞かせながら・・・

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