長文になってしまいますが、私自身の記録のためでもありますので、ご了承ください。
4月21日
ゴールデンウィーク前にカメフクのチッコを検査してもらおうと、ふたりいっぺんに病院に連れて行きました。
小さい塊が気になっていたのです。
その場でチッコを採取していただいて、検査していただきました。
するとふたりとも、結石こそないものの、膀胱炎を起こしていることが判明しました。
その場では皮下点滴を打っていただいて、抗生剤のお薬を出していただきました。
甘いシロップで溶いたタイプのお薬で、カメたんもフクたんも上手に飲んでくれます。
4月29日
経過を診ていただくために、再びふたりを病院に連れて行きました。
カメたんの症状は改善したので、治療終了。
でもフクたんはまだ膀胱炎が続いていたので、お薬を追加していただいて、終わる頃にまた尿検査をすることになりました。

検査の結果待ちをしているふたり。
カメたんの頭の上に、フクたんが乗っかっています。
トーテムポールみたい。
5月6日
ゴールデンウィーク最終日の夜、カメたんが突然かゆがり出しました。
尋常ではないかきむしり方で、心配していると、今度は見たこともないような大量の粘液状のものを吐きました。
透明で、ネバネバぶよぶよしていて、そして大量なのです。
5月7日
翌日はゴールデンウィーク明け初日だったため、遅刻や欠勤は絶対にできなかったので、朝はまず出勤して、午後から会社を抜け出して家に帰り、ただちにカメたんを病院に連れて行きました。
思い当たることといえば、6日の夕方にお風呂場をハイターしたことくらいでした。
ハイターをして、しばらく放置した後に、早めのシャワーを浴びつつお風呂を流して、水滴を拭きとってから出ました。
でも、湯船の中の水滴は拭きとっていなかったのです。
そして私がお風呂から出た後、カメたんが蓋の隙間から湯船の中に入り込んでしまったのでした。
ちゃんと全部流したつもりでも、もしかしたら流しきれていなかったかもしれません。
水で薄まったハイターが体について、濡れた毛を舐めたことで胃を刺激してしまったのかもしれません。
皮膚がかぶれて、かゆがったのかもしれません。
推測の域を出ないのですが、考えられることがこれしかないのです。
申し訳なくて申し訳なくて、泣いて謝りました。
血液検査では何も異常は見つかりませんでした。
7日は皮下点滴を打っていただきました。
5月8日
翌日、吐き気はなくなりましたが、皮膚の赤い腫れと痒みは治まりません。
会社は定時で帰宅して、ご飯よりも何よりもまずカメたんを捕獲して病院へ。
皮膚の腫れが引いていないので、皮下点滴ではなく、1日入院して静脈にじっくり点滴を打ちましょうか?と提案されたのですが、何の心の準備もしていなかった私はそれをためらいました。
そして8日も皮下点滴のみで様子をみることにしました。
その判断が間違いでした。
5月9日
8日の夜半、点滴の効果が切れてくると、血が出るほどかきむしりだしたカメたん。
9日は朝一番にカメたんを病院に連れて行き、やはり入院させて静脈への点滴を打っていただくことにしました。
午後から出勤しましたが、仕事に手がつきません。
定時で退社して、そのまま直接病院へ。
カメたんの腕にはまだ点滴が打たれ続けていました。
9時に連れて行って、点滴を開始して、7時過ぎに迎えに行くまで9〜10時間。本当にじっっっくり。
右手の静脈に打っていたので、右手だけパンパンに膨らんでしまいました。
さすがに点滴の効果は大きく、翌日はかなり安定していました。
5月11日
11日金曜日は、実は何ヶ月も前からお芝居を観に行く予定でチケットを取ってあったのですが、カメたんに代えられるものは何もない、ということでチケットは会社の同僚に譲って、定時退社→病院へ。
かゆみはすっかりなくなったものの、皮膚の赤味はまだ引いていないので、これからは自宅で投薬治療です。
膀胱炎の時と同じようにシロップで溶いた液体のお薬なので、飲ませるのもらくちん。
途中、お鼻がプシュプシュしてしまったりして、ちょっと治療が長引きましたが、私の仕事の大嵐が始まる前に、カメたんは完全復活してくれました!!
カメたんは一段落しましたが、そういえばフクたんのチッコの件はまだ解決を見ていませんでした。
それは頭の隅に引っかかっていたのですが、大嵐に突入。
フクたんの様子は気にかけつつ、正直病院に連れて行ける余裕は全くありませんでした。
6月9日
嵐が少し落ち着いて、久しぶりにフクたんを病院に連れて行きました。
そして、また私は後悔しました。
結石が出てしまったのです。
ごく少量ではありますが、しっかりと四角い形をしたストルバイトが見られました。
また、pHも6.0と、ややアルカリ性寄りでした。
カメフクは普段からウォルサムのpHコントロールという食事療法食を食べています。
それでも結石ができてしまったわけです。
カリカリは、少し効果の強いpHコントロールのスターターというのにかえました。
スターターのパウチはないので、パウチは今までどおりのものをあげることにしました。
そしていつものシロップで溶いた抗生剤のお薬です。
飲みきる頃にまた来てくださいね、と言われました。
6月16日
お薬は1週間分出していただきましたが、少し多めに作ってくださったので、フクたんを病院に連れて行くのは週明けくらいになるかな、と思っていました。
土曜日は休日出勤。夕方まで仕事をして、社長に夕張メロンをもらったので、メロンを届けに直接実家に遊びに行きました。
夕飯を食べて、ゆっくりして、夜遅い時間に南柏に帰りました。
夜中の1時半頃、フクたんがシャッシャカ始めて、目が覚めました。
フクたんはトイレの中で踏ん張っているのに、ポットン、という音がしません。
フクたんが姿勢を変えてお砂をかけ始めるたので、すぐに引っ張り出して見てみると、全く形を成さないほどにドロドロのウンウンでした。
6月17日
実は日曜日には鎌倉にあじさいを見に行く予定でいましたが、フクたんに代えられるものは…以下省略。
というわけで、チッコの経過を診ていただくのも兼ねて、フクたんを病院へ連れて行きました。
その際、私が何気ない風を装って準備を始めると、すかさずフクたんがカーテンクローゼットの上に避難してしまいました。
ここは唯一私が手を出せない場所です。
困った…。
しかしここで「あちゃ〜」という顔をすると、本当にフクたんを病院へ連れて行くつもりだったということがバレてしまいます。
フクたんが逃げても気にしないふりをして、お化粧して着がえて、キッチンの方に行ってご飯を食べ始めるふりをしました。
お湯を沸かして、コーヒーを入れて、前日母が持たせてくれた手作りのパンと、マーガリンを用意して…
すると、トントントンッと音がして、そろりそろりフクたんがこっちに近づいて来ました。
「何食ってんだよ〜?」と言いながらシンクに飛び乗ったところで捕獲成功。
病院ではまずウンウンの検査。
何か変なものを食べてしまった形跡は見られませんでしたが、本来なら消化吸収されてウンウンの中には見られないはずの脂肪などの未消化物がたくさん見られました。
原因ははっきりとわからないけれど、精神的な要因によって、お腹を壊してしまったのだと思われます。
整腸剤を出していただくことになりました。
飲みやすいように、またシロップで溶いていただきました。
そして問題のチッコの検査です。
結石はきれいになくなっていました!! 良かった!!
pHもベストの5.0でした。
ご飯はしばらく強めの「スターター」を続けます。石自体は消えたので、もとの「URINARY2」と半分ずつ混ぜてもいいかもしれません。
お腹の薬はしばらく続けますが、それほど心配はなさそうです。
今朝も元気にご飯を食べてくれました。

「ふごご…」

「うにゅ〜ん」
カメたんが具合悪い時はフクたんが元気いっぱいで、フクたんが具合悪い時はカメたんが元気いっぱい。
ふたりをいっぺんに心配しなくても済むので、とても助かります。
本当にふたりともいい子です。
ただ、今回のことで、ひとり暮らしでカメフクを100%面倒見られるのか、という不安がむくむくと生じてしまいました。
仕事の嵐が一段落するのを待ってしまったことで、フクたんのチッコが悪化してしまったと言えるでしょうし、またカメたんの不具合がもし長引いていたら、どうなっていたか?
どっちも大事。でもどっちも両立させるには限界があります。
大きな大きな課題です。